Round3 吉澤 薫 vs A24
Round1では、カードショップの威信をかけて対戦が行われたが、今度は異なるコミュニティー同士のプライドをかけた対戦が開始されようとしている。
◆A24
“Booksながしま”の名が世間に知られたのは、白石知己がベスト8入りした2009年の日本選手権に他ならないが、彼一人の力で成し遂げられた訳ではない。
プレイヤーが躍進する時、それは必ず本人だけでなく、その周囲、つまりはコミュニティーが活性化している時である。
特に同年代のプレイヤーという存在は、互いに刺激し合い切磋琢磨し合うことでより実力を高め合っていく。
それが、Booksながしまでの清水恭爾であり、井田隆雅であり、今回登場するA24である。構築戦が得意なもの、限定戦が得意なもの、コントロールの思考の仕方やビートダウンの割り切り方、それぞれが互いに足りないものを補い合ってきたから、今がある。
寝てもさめてもマジック漬けだった学生時代と生活は一変、現在は仕事の関係で群馬を離れているが、心は常にBooksながしまにありと、今回の参加を決めたようだ。
デックは、龍紀伝にて大幅に強化された赤緑のドラゴンデックをプレイしている。
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》は当然として、《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》、《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka(DTK)》と合計10枚ものドラゴン達が投入されている。
久しぶりの地元で3連勝となるか。
◆吉澤 薫
埼玉県本庄市を拠点に活動する“本庄キセキの世代”と呼ばれる者達がいた。
何がキセキかと聞けば、金曜日に開催されるフライデーナイトマジックに、遠路遥々東京、群馬、埼玉等々からマジックのために集合する、華の金曜日だけに集合する学生達の現象を、周囲の大人たちがこう呼んだのだ。
そんなバイタリティー溢れる学生達のことを良い意味で“バカなヤツらだ”として名づけられたのが、“本庄キセキの世代”。
そう、それは社会人になったとしても変わらない。
拠点こそ変わってしまったが、埼玉、東京、神奈川、静岡と一都三県を跨ぐ広域コミュニティー『White House』へと昇華されている。
本日も当然のように、コミュニティー全員が参加しているが、静岡からと考えると本当に一種の奇跡としか思えない。
「まぁ、キセキキセキとか呼ばれてましたけど、オレ自身が奇跡の集合体みたいなモノですからね。(トップデック)は、起こすものですから。」
今日も右手に、神が宿るか。
Game1
ドラゴンステロイドのA24が魅せる。
吉澤の《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion(THS)》を《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》を公開しながら《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》で除去し、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》の力を借りて、4ターン目に力強くキャストするとフェッチランドのペイライフもあり、相手のライフは一気に10へ。
遅ればせながら《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos(BNG)》を召喚し、《究極の価格/Ultimate Price(DTK)》でドラゴンは除去するも、保坂は2枚目の《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》。
これで残り6。そしてライブラリーに鎮座するのは、フィニッシャーとしての《火口の爪/Crater’s Claws(KTK)》。
相手の土地の枚数の上限が5枚ということを考慮すると、
《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》ならば、6+3=9-4(攻撃)-7(獰猛からの火力)=死
何かしらの除去スペルならば、6-6(獰猛なしの火力)=死
そう、待ち受けるのは、敗北のみ。奇跡でも、起こらない限りは。
吉澤が《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》をキャストしたのを見て、A24は、土地をアンタップしようとする。たった1枚の土地ではもう動けるはずがないからと。
吉澤は、A24にまだターンが終了していないことを告げると、デックに1枚の《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》を叩きつける。
序盤のフェッチランドでのペイライフや除去されたクリーチャーでさえもこの状況での布石となっていたのだ。
ミラクルドローで、キセキの世代が先取する。
吉澤 1-0 保坂
Game2
A24は、《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion(THS)》のアタックを《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix(BNG)》でブロックするか相当に悩みスルーし、メインに入り更に悩む。
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》2枚、《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》、《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》2枚、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》
と強力な手札を抱えながら、ライブラリートップを見ても5枚目の土地がないのだ。
先ずはクロックをい減らすため、《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》を使うが、吉澤は、《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost(KTK)》で愚直にアタックを続ける。
A24のライブラリートップが更なる《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》だったことを確認すると、《勇敢な姿勢/Valorous Stance(FRF)》と《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》でドラゴンを葬り、自身のターンにクリーチャーを2体展開する。
A24は、プロテクション白を持つ《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》をブロッカーとして選ぶが、《英雄の破滅/Hero’s Downfall(THS)》がキャストされると、ライフは0を割った。
吉澤 2-0 保坂
吉澤 Win!
Round1では、カードショップの威信をかけて対戦が行われたが、今度は異なるコミュニティー同士のプライドをかけた対戦が開始されようとしている。
◆A24
“Booksながしま”の名が世間に知られたのは、白石知己がベスト8入りした2009年の日本選手権に他ならないが、彼一人の力で成し遂げられた訳ではない。
プレイヤーが躍進する時、それは必ず本人だけでなく、その周囲、つまりはコミュニティーが活性化している時である。
特に同年代のプレイヤーという存在は、互いに刺激し合い切磋琢磨し合うことでより実力を高め合っていく。
それが、Booksながしまでの清水恭爾であり、井田隆雅であり、今回登場するA24である。構築戦が得意なもの、限定戦が得意なもの、コントロールの思考の仕方やビートダウンの割り切り方、それぞれが互いに足りないものを補い合ってきたから、今がある。
寝てもさめてもマジック漬けだった学生時代と生活は一変、現在は仕事の関係で群馬を離れているが、心は常にBooksながしまにありと、今回の参加を決めたようだ。
デックは、龍紀伝にて大幅に強化された赤緑のドラゴンデックをプレイしている。
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》は当然として、《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》、《龍王アタルカ/Dragonlord Atarka(DTK)》と合計10枚ものドラゴン達が投入されている。
久しぶりの地元で3連勝となるか。
◆吉澤 薫
埼玉県本庄市を拠点に活動する“本庄キセキの世代”と呼ばれる者達がいた。
何がキセキかと聞けば、金曜日に開催されるフライデーナイトマジックに、遠路遥々東京、群馬、埼玉等々からマジックのために集合する、華の金曜日だけに集合する学生達の現象を、周囲の大人たちがこう呼んだのだ。
そんなバイタリティー溢れる学生達のことを良い意味で“バカなヤツらだ”として名づけられたのが、“本庄キセキの世代”。
そう、それは社会人になったとしても変わらない。
拠点こそ変わってしまったが、埼玉、東京、神奈川、静岡と一都三県を跨ぐ広域コミュニティー『White House』へと昇華されている。
本日も当然のように、コミュニティー全員が参加しているが、静岡からと考えると本当に一種の奇跡としか思えない。
「まぁ、キセキキセキとか呼ばれてましたけど、オレ自身が奇跡の集合体みたいなモノですからね。(トップデック)は、起こすものですから。」
今日も右手に、神が宿るか。
Game1
ドラゴンステロイドのA24が魅せる。
吉澤の《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion(THS)》を《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》を公開しながら《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》で除去し、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》の力を借りて、4ターン目に力強くキャストするとフェッチランドのペイライフもあり、相手のライフは一気に10へ。
遅ればせながら《オレスコスの王、ブリマーズ/Brimaz, King of Oreskos(BNG)》を召喚し、《究極の価格/Ultimate Price(DTK)》でドラゴンは除去するも、保坂は2枚目の《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》。
これで残り6。そしてライブラリーに鎮座するのは、フィニッシャーとしての《火口の爪/Crater’s Claws(KTK)》。
相手の土地の枚数の上限が5枚ということを考慮すると、
《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》ならば、6+3=9-4(攻撃)-7(獰猛からの火力)=死
何かしらの除去スペルならば、6-6(獰猛なしの火力)=死
そう、待ち受けるのは、敗北のみ。奇跡でも、起こらない限りは。
吉澤が《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》をキャストしたのを見て、A24は、土地をアンタップしようとする。たった1枚の土地ではもう動けるはずがないからと。
吉澤は、A24にまだターンが終了していないことを告げると、デックに1枚の《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》を叩きつける。
序盤のフェッチランドでのペイライフや除去されたクリーチャーでさえもこの状況での布石となっていたのだ。
ミラクルドローで、キセキの世代が先取する。
吉澤 1-0 保坂
Game2
A24は、《羊毛鬣のライオン/Fleecemane Lion(THS)》のアタックを《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix(BNG)》でブロックするか相当に悩みスルーし、メインに入り更に悩む。
《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》2枚、《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》、《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》2枚、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》
と強力な手札を抱えながら、ライブラリートップを見ても5枚目の土地がないのだ。
先ずはクロックをい減らすため、《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》を使うが、吉澤は、《先頭に立つもの、アナフェンザ/Anafenza, the Foremost(KTK)》で愚直にアタックを続ける。
A24のライブラリートップが更なる《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》だったことを確認すると、《勇敢な姿勢/Valorous Stance(FRF)》と《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》でドラゴンを葬り、自身のターンにクリーチャーを2体展開する。
A24は、プロテクション白を持つ《嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon(THS)》をブロッカーとして選ぶが、《英雄の破滅/Hero’s Downfall(THS)》がキャストされると、ライフは0を割った。
吉澤 2-0 保坂
吉澤 Win!
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