Round1 鷲見 和男 vs 工藤 拓紀
一つの戦いが終わるとき、また、新たな戦いが始まる。
遠く離れたブリュッセルの地で、プロツアー『タルキール龍紀伝』初日が終了し、参加者が二日目へ備えている時、ここ群馬のBooksながしまで、プロツアーミルキーウォー2015予備予選が開始されようとしている。
次のプロツアーへの参加権を渇望している40名ものプレイヤーが集い、6月27日京都にて開催される地域予選への切符を手に入れようとしている。
県内外を問わず様々なプレイヤーがおり、『タルキール龍紀伝』発売直後ということもあり、予想だにしないデックやテクニックが期待される。
そして期待されるのはデックだけではなく、それを構築し、操るプレイヤーでもある。
マジックというモノを考えた時、それが対戦型ゲームである限り、対戦相手を必要とし、また互いに切磋琢磨することで上達していくということは当たり前だろう。
つまりはプレイヤー同士の出会いこそが、互いを高め、更にはコミュニティー自体を高めていくことになる。
Round1では、今やマジック業界の中心ともいれる“晴れる屋”からの刺客鷲見と、それを迎え撃つ地元群馬の“Booksながしま”の工藤の対決をお送りしたい。
◆鷲見 和男
“晴れる屋”に勤務する鷲見であるが、(自分の経験から)勤務中は驚くほど和やかな男であが、一度マジックともなれば、例えそれが遊びであろうと、鳥類を思わせる鋭い眼光から放たれる一手一手は正確に相手の急所を突く。
名は、体を表すとは彼のことだろう。
直前のPPTQを0-6と勝ちを忘れた者となりつつあるが、逆を言えばここまで勝ちをストックしてきているともとれる。
環境が変わった今だからこそ、《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》という新たな翼を得たジャスカイ・テンポで勝利を狙う。
◆工藤 拓紀
工藤は、“Booksながしま”に通い、FNMであったり群馬杯(群馬県内のNo.1プレイヤーを決定する大会)であったりと、地域密着、地元に根ざしたプレイヤーである。
構築戦・限定戦問わず、極端にマナカーブが軽い、尖ったデックを好む一貫したプレイスタイルは、“Mader”と畏怖される。
赤き《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》こと《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》を得たステロイドを相棒に、今日も一番高いところまで駆け上がる。
店の看板を背負い、自身の勝利を掴むのは、どちらだ。
Game1
マリガンした鷲見は、占術土地でドローの質を高め、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》は《乱撃斬/Wild Slash(FRF)》、《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》は《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》の交換から、新たな力《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》、《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》で上空からダメージを刻みだす。
工藤は、マナクリーチャーの力を借り、5ターン目に《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》2連打で強引にクロックを作り出す。
そして作り出したクロックが除去されなかったことで、ここまでのダメージレスを引っくり返す。
M15が出た当初こそ評価の低かった《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》だが、使われて納得、一気にダメージが加速する。
鷲見は、相手のライフが14とだいぶ残っているのに手札の《かき立てる炎/Stoke the Flames(M15)》を打たず、《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》もブロックに回さない。
占術土地で見たライブラリートップが、2枚目の《かき立てる炎/Stoke the Flames(M15)》と知っているから。
鷲見 1-0 工藤
Game2
先手の工藤が2マリガン、後手の鷲見が3マリガンと壮絶な事故り合いからスタートした。
工藤は、フェッチランドから《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》と最高のスタートを切り、後は《山/Mountain》を待つのみ。
手札の《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》さえキャスト出来れば、勝負は決まる。
まして相手が3マリガンなら、尚更だ。
だが、工藤に出来たのは、ここまでだった。
狂ったように《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》で攻撃し、叩きつけるようにドローするが、土地ではない。
鷲見は、土地を順調に伸ばして《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》をキャストすると、最後まで土地が来ない工藤は投了を宣言した。
鷲見 2-0 工藤
鷲見 Win!
一つの戦いが終わるとき、また、新たな戦いが始まる。
遠く離れたブリュッセルの地で、プロツアー『タルキール龍紀伝』初日が終了し、参加者が二日目へ備えている時、ここ群馬のBooksながしまで、プロツアーミルキーウォー2015予備予選が開始されようとしている。
次のプロツアーへの参加権を渇望している40名ものプレイヤーが集い、6月27日京都にて開催される地域予選への切符を手に入れようとしている。
県内外を問わず様々なプレイヤーがおり、『タルキール龍紀伝』発売直後ということもあり、予想だにしないデックやテクニックが期待される。
そして期待されるのはデックだけではなく、それを構築し、操るプレイヤーでもある。
マジックというモノを考えた時、それが対戦型ゲームである限り、対戦相手を必要とし、また互いに切磋琢磨することで上達していくということは当たり前だろう。
つまりはプレイヤー同士の出会いこそが、互いを高め、更にはコミュニティー自体を高めていくことになる。
Round1では、今やマジック業界の中心ともいれる“晴れる屋”からの刺客鷲見と、それを迎え撃つ地元群馬の“Booksながしま”の工藤の対決をお送りしたい。
◆鷲見 和男
“晴れる屋”に勤務する鷲見であるが、(自分の経験から)勤務中は驚くほど和やかな男であが、一度マジックともなれば、例えそれが遊びであろうと、鳥類を思わせる鋭い眼光から放たれる一手一手は正確に相手の急所を突く。
名は、体を表すとは彼のことだろう。
直前のPPTQを0-6と勝ちを忘れた者となりつつあるが、逆を言えばここまで勝ちをストックしてきているともとれる。
環境が変わった今だからこそ、《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》という新たな翼を得たジャスカイ・テンポで勝利を狙う。
◆工藤 拓紀
工藤は、“Booksながしま”に通い、FNMであったり群馬杯(群馬県内のNo.1プレイヤーを決定する大会)であったりと、地域密着、地元に根ざしたプレイヤーである。
構築戦・限定戦問わず、極端にマナカーブが軽い、尖ったデックを好む一貫したプレイスタイルは、“Mader”と畏怖される。
赤き《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》こと《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》を得たステロイドを相棒に、今日も一番高いところまで駆け上がる。
店の看板を背負い、自身の勝利を掴むのは、どちらだ。
Game1
マリガンした鷲見は、占術土地でドローの質を高め、《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》は《乱撃斬/Wild Slash(FRF)》、《道の探求者/Seeker of the Way(KTK)》は《龍詞の咆哮/Draconic Roar(DTK)》の交換から、新たな力《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》、《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》で上空からダメージを刻みだす。
工藤は、マナクリーチャーの力を借り、5ターン目に《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》2連打で強引にクロックを作り出す。
そして作り出したクロックが除去されなかったことで、ここまでのダメージレスを引っくり返す。
M15が出た当初こそ評価の低かった《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》だが、使われて納得、一気にダメージが加速する。
鷲見は、相手のライフが14とだいぶ残っているのに手札の《かき立てる炎/Stoke the Flames(M15)》を打たず、《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》もブロックに回さない。
占術土地で見たライブラリートップが、2枚目の《かき立てる炎/Stoke the Flames(M15)》と知っているから。
鷲見 1-0 工藤
Game2
先手の工藤が2マリガン、後手の鷲見が3マリガンと壮絶な事故り合いからスタートした。
工藤は、フェッチランドから《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》と最高のスタートを切り、後は《山/Mountain》を待つのみ。
手札の《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》さえキャスト出来れば、勝負は決まる。
まして相手が3マリガンなら、尚更だ。
だが、工藤に出来たのは、ここまでだった。
狂ったように《エルフの神秘家/Elvish Mystic(M15)》で攻撃し、叩きつけるようにドローするが、土地ではない。
鷲見は、土地を順調に伸ばして《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》をキャストすると、最後まで土地が来ない工藤は投了を宣言した。
鷲見 2-0 工藤
鷲見 Win!
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