決戦前夜

2007年4月18日 MO
 僕にとってPTとは漠然としていてなんだかよくわからないものだった。魅力とかがわからなかった。だから大学サボってまで行くつもりはなかった。する理由もなかった。日本選手権に招待されたくて構築のレーティング落としたくなかった。
 鍛冶さんと話す機会があった。「マジックで一番大きな大会。間近で優勝見て悔しかった。」くりさんとメッセする機会があった。「出たからといって権利失うわけじゃない。目の前のチャンスを潰したくない。」あんちゃんと学食で話した。「PT楽しい。純粋にマジックうまくて楽しい。」あくあとメールした。「レーティングでひよるとかばっかじゃねーの。」それぞれのPTへの熱い想いを聞くことが出来た。説教されたw予選に出ることを決めた。直前予選まで後3日(月曜日)のことであった。
 大して練習もしておらず、デッキも決まっていない。頼るべきはやはりやつしかいない。そう、あくあしか。彼はこう言っていた。「最強のソーラーフレアが出来た」と。早速デッキを教えてもらおうとする。しかし彼からの返答は

「わかった、今から作るわ」

な、なんだってー!!ま、まさか、つ り だ っ た と は
。ジタバタしたところで何も始まらない。取りあえずMOでドラフトすることに。初手:版図の踏みつけ→コー追われのものあさり→スクリブのレインジャーと順調に緑青をぴっくし続けるも、PLCでその2色が全くとれず、白が入ることに。

緑青(3−0)

ダークウッドのベイロス
スクリブのレインジャー
紡績スリヴァー
ペンデルヘイブンの古老
サリッドの殻住まい
マイアーボア
ベナリアの騎兵
遍歴の宿命語り
サリッドの発芽者
塩平原の世捨て
流水の海蛇
暗影の蜘蛛
ナントゥーコのシャーマン
スカーウッドのツリーフォーク
淡色のマイコダーム
シタヌールの樹木読み

棘鞭使い
治癒の葉
暁の魔除け
ユートピアの誓約
補強
未開の狩り
版図の踏みつけ

森9
平地7
山1

 見てわかるようにゴミデッキである。しかしマジックとは不思議なもの。毎回のように補強、オーバーランを引くことができた。らっきーである。こうして月曜日は終わった。まだだ、まだ火曜、水曜と残っているじゃないか。そう言い聞かせながらベッドに入った。

 朝から大学に行こうと思ったものの起きたら昼だった。いつも通りである。講義を受け、帰ると夕方。履修登録やレポートなどやることは山積みだったが、PCをつけるとMOが呼んでいた。もう一度言おう。MOが呼んでいた。すぐさまドラフトに参加。
 初手:アムローの偵察兵(ぶどう弾、紡績スリヴァー、ヴェク追われの侵入者)→クローサの英雄、ストーンブラウ(象牙の巨人、ぶどう弾)→スークアタの槍騎兵(絞殺の煤、宝革スリヴァー)→焦熱の裁き(石炭焚き)→狩りの興奮で3手目が明らかなピックミス。どう考えてもジェムハイドです、ほんとうにありがとうございました。

赤緑(3−0)

ケルドーの矛槍兵
緑探し
巨大埃バチ
灰毛皮の熊
マイアーボア
ケルドの後継者、ラーダ
スークアタの槍騎兵
放蕩紅蓮術士
原初の腕力魔道士
ウェザーシードのトーテム像
暗影の蜘蛛
獣群のナール
巣穴からの総出
秘境の処罰者
クローサの英雄、ストーンブラウ
シタヌールの樹木読み

明日への探索
狩りの興奮2
死亡+退場
数の力
進化の魔除け
焦熱の裁き

森9
山7
平地1

ピックミスがかなり痛い。PLCでコーの葬送歌2枚ながしているのもかなり怖い。R1の相手が黒かったが打たれず、狩りの興奮が強くて勝ち。R2、R3も毎回のようにハチを待機でき、トップデッキも強く勝つことが出来た。上出来である。気分もよくなったところでベッドに入る。明日は講義が1コマしかないため楽である。そんなこと考えていて、はっとした。予選まで後、1日。デッキの完成型は未だ見えず。明日1日使って練習しよう。履修登録もついでにすまそう。決意を固め、眠りに落ちた。

 朝起きてMOを起動させるもただだらだらするだけで全く練習にならない。ほかのことも一向に進む気配を見せない。メッセして1日が終わる。いや、そんなはずない。現実を受け止めたら負けだ。時間が経つのを忘れるほど練習に集中していた、そういうことにしておこう、そうしよう。夕方ウメとブチと飯。その途中であくあからデッキをキャッチ。飲んで、食べて、ほろ酔い気分でうちへ。ベッドへ。そんな決戦前夜。

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