素人がループを考える
2018年3月8日 デュエル・マスターズ ループと言葉と概念だけは先行し、頭でっかちな認識のみが一人歩きしていたが、最近になって関わる機会があったので、簡易にまとめたい。
今回はループの中でも最新にして最強、《阿修羅サソリムカデ》を使用する「ジャバランガループ」について書いていきたい。
ループ&ループ!!
◆カード紹介
《阿修羅サソリムカデ》
闇文明(8)
クリーチャー:マフィ・ギャング 11000
ブロッカー
W・ブレイカー
スレイヤー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、マフィ・ギャングを2体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。そのターンの終わりに、自分のクリーチャーを2体破壊する。
《凶鬼07号 ジャバランガ》
闇文明(7)
クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーが破壊された時、それよりコストが1だけ大きい闇のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
◆ループとは
ループというのは、1~複数枚のカードを各領域から回収等により何度も繰り返し使用するコンボの一種である。今回上げた「ジャバランガループ」は、バトルゾーンと墓地をクリーチャーが永続的に行き来(ループ)するものである。
簡単に分け、墓地を増やし下準備をする“墓地肥やしループ”と相手のデッキを全て墓地に落とす“フィニッシュループ”の2種類がある。
◆強み
このデッキの魅力は、墓地という比較的妨害手段が限られる領域を使用している点だ。そのため手札の増えないが多く掘り進めるサイクル系ドロースペルを多用でき、パーツを集め易くなっている。
更に“墓地肥やしループ”はいくつかパターンがあるが、3枚のカードで完結する。このループは始めれば、デッキがある限り掘り進めることができる。そしてこの過程で墓地に落ちたカードを使用することで、“フィニッシュループ”にもっていくことができるのだ。僅か3枚のカードでゲームに勝てる、わぉ!
構成上ハンデスに強く、ループ基点がトリガー呪文なため、カウンターで決まる場合もある。
◆弱み
《戒王の封》をプレイしないことには始まらない。トリガーを無視すれば、6マナと決まっているため、6ターン以内に決められたり、呪文コストを引き上げられると手も足も出ない。
また《あたりポンの助》、《洗脳センノー》を使用する「ジョーカーズ」や、《単騎連射マグナム》、《音精 ラフルル》のようにトリガーを封じられると非常に厳しい。
逆に言えばそれくらいしか対策はなく、闇雲にブレイクするとループ発動を早めてしまう危険性もある。
◆結びに
「ジャバランガループ」強すぎんご
今回はループの中でも最新にして最強、《阿修羅サソリムカデ》を使用する「ジャバランガループ」について書いていきたい。
ループ&ループ!!
◆カード紹介
《阿修羅サソリムカデ》
闇文明(8)
クリーチャー:マフィ・ギャング 11000
ブロッカー
W・ブレイカー
スレイヤー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、マフィ・ギャングを2体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。そのターンの終わりに、自分のクリーチャーを2体破壊する。
《凶鬼07号 ジャバランガ》
闇文明(7)
クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーが破壊された時、それよりコストが1だけ大きい闇のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
◆ループとは
ループというのは、1~複数枚のカードを各領域から回収等により何度も繰り返し使用するコンボの一種である。今回上げた「ジャバランガループ」は、バトルゾーンと墓地をクリーチャーが永続的に行き来(ループ)するものである。
簡単に分け、墓地を増やし下準備をする“墓地肥やしループ”と相手のデッキを全て墓地に落とす“フィニッシュループ”の2種類がある。
◆強み
このデッキの魅力は、墓地という比較的妨害手段が限られる領域を使用している点だ。そのため手札の増えないが多く掘り進めるサイクル系ドロースペルを多用でき、パーツを集め易くなっている。
更に“墓地肥やしループ”はいくつかパターンがあるが、3枚のカードで完結する。このループは始めれば、デッキがある限り掘り進めることができる。そしてこの過程で墓地に落ちたカードを使用することで、“フィニッシュループ”にもっていくことができるのだ。僅か3枚のカードでゲームに勝てる、わぉ!
構成上ハンデスに強く、ループ基点がトリガー呪文なため、カウンターで決まる場合もある。
◆弱み
《戒王の封》をプレイしないことには始まらない。トリガーを無視すれば、6マナと決まっているため、6ターン以内に決められたり、呪文コストを引き上げられると手も足も出ない。
また《あたりポンの助》、《洗脳センノー》を使用する「ジョーカーズ」や、《単騎連射マグナム》、《音精 ラフルル》のようにトリガーを封じられると非常に厳しい。
逆に言えばそれくらいしか対策はなく、闇雲にブレイクするとループ発動を早めてしまう危険性もある。
◆結びに
「ジャバランガループ」強すぎんご
By Yohei Tomizawa
長い長い一日もいよいよ大詰め、最後の一戦が始まろうとしている。
PPTQ突破の常連である中野は、大味ながらも確実に勝てるカード《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を選択し、ここまで来た。自身が得意とするデッキを理解しており、デッキもそれに応える。決勝における二人の親和性はどうだろうか。
難波も同じくPPTQ突破の常連ではあるが、先日のプロツアー『イクサランの相克』に見事出場を果たし、初出場で2日目まで勝ち進んだ。本日も決勝まで進み、プロツアー出場がフロッグではないことを証明できたのではないか。
デッキは盟友浅海 大貴と共に作成した赤単タッチ黒のアグロデッキ。準々決勝ではその浅海を倒し、準決勝ではプロツアーでは先輩格にあたる大木 樹彦を倒してきた。
副陽とアグロ、真反対のデッキ同士。どちらが目指すべき先にゴールにたどり着き、優勝の二文字を掴みとるか。
:ゲーム1
難波の《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》から軽快にゲームはスタートするが、その後は中野のカウンターに完全にシャットアウトされる。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》、《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》、《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》、1枚も着地を許さない。
やっとのことで追加したのは2枚目の《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。
そのエンドに《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をキャストすると、中野は全ての準備を終える。
《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》
中野はライフを18とすると、《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を7番目に置く。
難波は7ターン以内に勝つ必要がある。《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》場に戻し8点与え、中野のライフ10とする。
アンタップ、アップキープ、ドロー。
中野特有の叩きつけるように1枚のカードをプレイする。
7ターン待つこともなく、陽は、また昇る。
難波 0-1 中野
:ゲーム2
「勝ってる赤単使いは1ターン目《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》が走る。」
ゲーム1では《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》だったが、今回難波が召喚するのは《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》。この難波、ノリノリである。
《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》を追加すると、2ターン目にして早くも4点。
中野は中盤まで見据え、《削剥/Abrade(HOU)》で《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を除去する。
難波は4枚目の土地を引かない。
代わりに《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を2連続で召喚し、1枚目こそ《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》されるが、2枚目は着地し、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》と一緒に3点クロック。
そして必殺の《強迫/Duress(XLN)》。4マナフルオープンと中野が《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構えているであろうこのタイミングで。
中野はスタックして《排斥/Cast Out(AKH)》を《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》へ。
中野の手札は2枚の土地と2枚の《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》。
続くドローも土地ではなく、《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》が攻撃するのみ。
2ターン遅れで引いた4枚目の土地をセットすると《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャスト。ここにレスポンスはなく、すぐさまライブラリーを公開し、中野のライフは7へ。
中野は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》から《マグマのしぶき/Magma Spray(AKH)》。クリーチャーこそ除去するが、《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》への解決策が見つからない。
悪いことに土地も6枚で止まってしまう。後1枚で《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》に届くというのに!
難波は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》と《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》で3点与え4。
やっと7枚目の土地を引くが、《感動的な眺望所/Inspiring Vantage(KLD)》と噛み合わない。
それでも《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》を《削剥/Abrade(HOU)》し、ギリギリ踏みとどまる。
アンタップすると《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》でライフは10まで回復する。間に合ったか。
いや、間に合ってない。
難波は溜めに溜めた欲望を《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》へと注ぎ込む。忠誠値を全てを代償に、奥義発動!
カード2枚でぴったり10点。
難波 1-1 中野
:ゲーム3
再び《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》が走る。
不死身の《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》も追加するが、《削剥/Abrade(HOU)》、《マグマのしぶき/Magma Spray(AKH)》と綺麗に除去される。
難波のクリーチャーは尽きない。《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》と《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》で3点のクロックを形成。
中野の4枚目の土地がタップインだったこともあり、2度に渡り3点のダメージを与える。追加するのは《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。
中野は5枚全ての土地をアンタップで返す。《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構えているのだ。
さてどう殴るものか、とう思っていると難波は迷わず全てのクリーチャーをレッドゾーンへ。
中野は前述の通り《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》をキャストするが、このカウンターが打てない隙に《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》が通ってしまう。
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》は能力で中野のライフは10まで落ち込む。
難波は《強迫/Duress(XLN)》。
中野は、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》を墓地に置きつつ《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を公開する。
《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》が《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をプレイすると、難波唯一のダメージソースである《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》へ《排斥/Cast Out(AKH)》。
難波は《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》をトップデッキ。
厄介な飛行クリーチャーに対処するため中野は再び《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をキャストするが、解決策はない。7枚目の土地をタップインするとターンを返す。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》で攻撃し、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》を追加する。後1ターン。
中野は8枚目の土地を置くと《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》でライフを13。
難波に手札はなく、地上には《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》が睨みを利かせる。
中野がコントロールするアンタップ状態の土地は1枚。生殺与奪の権は難波が握っている。だから難波は許可を求めない。
難波のトップデッキは《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》、打つが早いか全てのクリーチャーをレッドゾーンへ送り、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》にマナを注ぎ込むと中野のライフは1。
難波のエンドに中野は土地をタップすると、《検閲/Censor(AKH)》をサイクリングする。
7番目に送ったカードは必要ない。6枚の中に2枚目の《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》がある可能性は0ではないし、《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》や《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》でもいい。生き延びる術は無数にある。
アンタップ、アップキープ、ドロー。
難波特有のクリーチャーを斜め45°にあげながらクルクルと回すようにレッドゾーンに送り出す。
《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》、単発除去、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》
難波は数種類ある対抗策を漏らさず、最適なアタックを敢行する。
中野の手から差し出されたのは、状況を変えうる一手ではなく、難波を祝福する右手だった。
難波 2-1 中野
第1回戦で見た難波は、プロツアーに参加しただけの一人のプレイヤーに見えた。
しかし全10回戦というタフな一日を戦う中で、疲労とは反比例に、難波のプレイは冴え渡った。
一日を通して、彼のプレイを見るたびに、実感させてくれた。
そして勝ち続け、優勝することで証明してみせた。
難波自身が、プロであると。
難波 直也、『GUNMA CHAMPION SHIPS 2018 winter』優勝おめでとう!
長い長い一日もいよいよ大詰め、最後の一戦が始まろうとしている。
PPTQ突破の常連である中野は、大味ながらも確実に勝てるカード《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を選択し、ここまで来た。自身が得意とするデッキを理解しており、デッキもそれに応える。決勝における二人の親和性はどうだろうか。
難波も同じくPPTQ突破の常連ではあるが、先日のプロツアー『イクサランの相克』に見事出場を果たし、初出場で2日目まで勝ち進んだ。本日も決勝まで進み、プロツアー出場がフロッグではないことを証明できたのではないか。
デッキは盟友浅海 大貴と共に作成した赤単タッチ黒のアグロデッキ。準々決勝ではその浅海を倒し、準決勝ではプロツアーでは先輩格にあたる大木 樹彦を倒してきた。
副陽とアグロ、真反対のデッキ同士。どちらが目指すべき先にゴールにたどり着き、優勝の二文字を掴みとるか。
:ゲーム1
難波の《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》から軽快にゲームはスタートするが、その後は中野のカウンターに完全にシャットアウトされる。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》、《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》、《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》、1枚も着地を許さない。
やっとのことで追加したのは2枚目の《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。
そのエンドに《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をキャストすると、中野は全ての準備を終える。
《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》
中野はライフを18とすると、《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を7番目に置く。
難波は7ターン以内に勝つ必要がある。《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》場に戻し8点与え、中野のライフ10とする。
アンタップ、アップキープ、ドロー。
中野特有の叩きつけるように1枚のカードをプレイする。
7ターン待つこともなく、陽は、また昇る。
難波 0-1 中野
:ゲーム2
「勝ってる赤単使いは1ターン目《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》が走る。」
ゲーム1では《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》だったが、今回難波が召喚するのは《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》。この難波、ノリノリである。
《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》を追加すると、2ターン目にして早くも4点。
中野は中盤まで見据え、《削剥/Abrade(HOU)》で《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を除去する。
難波は4枚目の土地を引かない。
代わりに《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を2連続で召喚し、1枚目こそ《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》されるが、2枚目は着地し、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》と一緒に3点クロック。
そして必殺の《強迫/Duress(XLN)》。4マナフルオープンと中野が《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構えているであろうこのタイミングで。
中野はスタックして《排斥/Cast Out(AKH)》を《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》へ。
中野の手札は2枚の土地と2枚の《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》。
続くドローも土地ではなく、《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》が攻撃するのみ。
2ターン遅れで引いた4枚目の土地をセットすると《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャスト。ここにレスポンスはなく、すぐさまライブラリーを公開し、中野のライフは7へ。
中野は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》から《マグマのしぶき/Magma Spray(AKH)》。クリーチャーこそ除去するが、《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》への解決策が見つからない。
悪いことに土地も6枚で止まってしまう。後1枚で《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》に届くというのに!
難波は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》と《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》で3点与え4。
やっと7枚目の土地を引くが、《感動的な眺望所/Inspiring Vantage(KLD)》と噛み合わない。
それでも《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》を《削剥/Abrade(HOU)》し、ギリギリ踏みとどまる。
アンタップすると《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》でライフは10まで回復する。間に合ったか。
いや、間に合ってない。
難波は溜めに溜めた欲望を《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》へと注ぎ込む。忠誠値を全てを代償に、奥義発動!
カード2枚でぴったり10点。
難波 1-1 中野
:ゲーム3
再び《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》が走る。
不死身の《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》も追加するが、《削剥/Abrade(HOU)》、《マグマのしぶき/Magma Spray(AKH)》と綺麗に除去される。
難波のクリーチャーは尽きない。《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》と《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》で3点のクロックを形成。
中野の4枚目の土地がタップインだったこともあり、2度に渡り3点のダメージを与える。追加するのは《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。
中野は5枚全ての土地をアンタップで返す。《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構えているのだ。
さてどう殴るものか、とう思っていると難波は迷わず全てのクリーチャーをレッドゾーンへ。
中野は前述の通り《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》をキャストするが、このカウンターが打てない隙に《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》が通ってしまう。
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》は能力で中野のライフは10まで落ち込む。
難波は《強迫/Duress(XLN)》。
中野は、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》を墓地に置きつつ《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を公開する。
《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》が《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をプレイすると、難波唯一のダメージソースである《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》へ《排斥/Cast Out(AKH)》。
難波は《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》をトップデッキ。
厄介な飛行クリーチャーに対処するため中野は再び《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をキャストするが、解決策はない。7枚目の土地をタップインするとターンを返す。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》で攻撃し、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》を追加する。後1ターン。
中野は8枚目の土地を置くと《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》でライフを13。
難波に手札はなく、地上には《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》が睨みを利かせる。
中野がコントロールするアンタップ状態の土地は1枚。生殺与奪の権は難波が握っている。だから難波は許可を求めない。
難波のトップデッキは《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》、打つが早いか全てのクリーチャーをレッドゾーンへ送り、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》にマナを注ぎ込むと中野のライフは1。
難波のエンドに中野は土地をタップすると、《検閲/Censor(AKH)》をサイクリングする。
7番目に送ったカードは必要ない。6枚の中に2枚目の《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》がある可能性は0ではないし、《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》や《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》でもいい。生き延びる術は無数にある。
アンタップ、アップキープ、ドロー。
難波特有のクリーチャーを斜め45°にあげながらクルクルと回すようにレッドゾーンに送り出す。
《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》、単発除去、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》
難波は数種類ある対抗策を漏らさず、最適なアタックを敢行する。
中野の手から差し出されたのは、状況を変えうる一手ではなく、難波を祝福する右手だった。
難波 2-1 中野
第1回戦で見た難波は、プロツアーに参加しただけの一人のプレイヤーに見えた。
しかし全10回戦というタフな一日を戦う中で、疲労とは反比例に、難波のプレイは冴え渡った。
一日を通して、彼のプレイを見るたびに、実感させてくれた。
そして勝ち続け、優勝することで証明してみせた。
難波自身が、プロであると。
難波 直也、『GUNMA CHAMPION SHIPS 2018 winter』優勝おめでとう!
:::【観戦記事】 準決勝ダイジェスト 多賀谷 将輝(ワンナップ伊勢崎) vs. 中野 達仁(Booksながしま)/大木 樹彦(Hareruya Hopes) vs. 難波 直也(コミかる高崎)
2018年2月17日 Magic: The Gathering
By Yohei Tomizawa
残すところ後2つ。
群馬一をかけて戦うプレイヤーも4人へと絞られた。
各々の好みを反映するかのように、アーキタイプもバランスよく4つに分かれている。
◆多賀谷 将輝(ワンナップ伊勢崎モール店) vs. 中野 達仁(Booksながしま)
:ゲーム1
《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》と《削剥/Abrade(HOU)》の交換から《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》が着地。中野はエンド《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をキャストするが、《排斥/Cast Out(AKH)》はない。
中野は《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構え、ターンを返す。
多賀谷も《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》以外を戦闘に送り出し、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》で手札を入れ替える。
中野はストレートにマナを伸ばすと《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を唱える。
中野のマナがフルタップの隙を逃さず、多賀谷は全てのクリーチャーをレッドゾーンへ送り込み、《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》でダメージを与える。
中野は増えたライフを《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》で守り、2度目の日の出を待つ。
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》のライフルーズ、盤面のクリーチャー。全てのダメージソースを合わせても、中野のライフを削るのには1ターン足りない。
そして中野の次のドローは《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》なのだ。
多賀谷の手札には《至高の意志/Supreme Will(HOU)》。中野の土地は9枚、次にセットランドされなければ、打消すことができる。
中野は落ち着いて基本地形をセットすると、《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をキャストする。
多賀谷 0-1 中野
:ゲーム2
多賀谷は《強迫/Duress(XLN)》で中野の手札を確認すると
《至高の意志/Supreme Will(HOU)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》、《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》
とバランスのいいもの。《至高の意志/Supreme Will(HOU)》を捨てさせ、《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を場に出す。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》でこのPWへプレッシャーをかける。
多賀谷は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》のマナ能力で2マナブーストすると《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》。中野のライブラリーをめくるが、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》と残念な結果に。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》とトークンで《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を潰すと、《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》には《排斥/Cast Out(AKH)》。この窮地を脱してみせた。
多賀谷のドローは《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。安全に《否認/Negate(RIX)》を構えるには1マナ足りない。
強気に召喚すると、中野に対応策はなく、生き残ることに成功する。
しかし、、、
中野は多賀谷の手札の《否認/Negate(RIX)》を読みきったようにエンドに《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》、メインで《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》を召喚し、一気にビートダウンしてくる。
《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》本体こそ戦闘で破壊するが、数の暴力を前に多賀谷のライフは1。
ドローしたカードに《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》はなく、多賀谷は右手を差し出した。
多賀谷 0-2 中野
◆大木 樹彦(Hareruya Hopes) vs. 難波 直也(コミかる堂高崎店)
:ゲーム1
難波の《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》からゲームはスタート。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》はシャットアウトされるが、その間にもコツコツ殴り続け、気がつけば《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》の上のカードは5枚。
《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》が通り、大木のエンドに《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》を場に戻そうとする。
大木はフルタップのこのタイミングを逃さず《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》へ《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》。
難波は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を着地させることに成功し、ライブラリーを公開すると《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》。一気にクロックが跳ね上がる。
大木は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》で《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を落とすと《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》で即キャスト《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を除去する。
難波の手札に《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を除去できるカードはない。
ドローすると手札に入れるまでもなく2マナを倒す。
《削剥/Abrade(HOU)》の姿がっ!
《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》で全力でパンプアップし、大木のライフを1とする。
大木は2枚目の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》で再び《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》で《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》除去、ライフは3でギリギリ耐えている。
しかし難波の手には吸い付くように《削剥/Abrade(HOU)》。
大木 0-1 難波
:ゲーム2
《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》すると、大木は《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で墓地に睨みをきかす。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》は出るが予定調和に《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》からのリムーブ。
難波は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》で《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を破壊し、再度《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》を召喚する。
難波が《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》を追加したタイミングで《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》で《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を除去するが、十分過ぎるほどアドバンテージは稼いだ。
《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》こそ《廃墟の地/Field of Ruin(XLN)》を絡め《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》されるが、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》が止まらない。
《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》と《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》で5点クロックがスタートする。
大木は《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を引けず、そのまま5点クロックを前に沈んだ。
大木 0-2 難波
残すところ後2つ。
群馬一をかけて戦うプレイヤーも4人へと絞られた。
各々の好みを反映するかのように、アーキタイプもバランスよく4つに分かれている。
◆多賀谷 将輝(ワンナップ伊勢崎モール店) vs. 中野 達仁(Booksながしま)
:ゲーム1
《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》と《削剥/Abrade(HOU)》の交換から《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》が着地。中野はエンド《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》をキャストするが、《排斥/Cast Out(AKH)》はない。
中野は《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構え、ターンを返す。
多賀谷も《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》以外を戦闘に送り出し、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》で手札を入れ替える。
中野はストレートにマナを伸ばすと《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を唱える。
中野のマナがフルタップの隙を逃さず、多賀谷は全てのクリーチャーをレッドゾーンへ送り込み、《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》でダメージを与える。
中野は増えたライフを《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》で守り、2度目の日の出を待つ。
《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》のライフルーズ、盤面のクリーチャー。全てのダメージソースを合わせても、中野のライフを削るのには1ターン足りない。
そして中野の次のドローは《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》なのだ。
多賀谷の手札には《至高の意志/Supreme Will(HOU)》。中野の土地は9枚、次にセットランドされなければ、打消すことができる。
中野は落ち着いて基本地形をセットすると、《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をキャストする。
多賀谷 0-1 中野
:ゲーム2
多賀谷は《強迫/Duress(XLN)》で中野の手札を確認すると
《至高の意志/Supreme Will(HOU)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》、《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》
とバランスのいいもの。《至高の意志/Supreme Will(HOU)》を捨てさせ、《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を場に出す。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》でこのPWへプレッシャーをかける。
多賀谷は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》のマナ能力で2マナブーストすると《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》。中野のライブラリーをめくるが、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》と残念な結果に。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》とトークンで《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を潰すと、《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》には《排斥/Cast Out(AKH)》。この窮地を脱してみせた。
多賀谷のドローは《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。安全に《否認/Negate(RIX)》を構えるには1マナ足りない。
強気に召喚すると、中野に対応策はなく、生き残ることに成功する。
しかし、、、
中野は多賀谷の手札の《否認/Negate(RIX)》を読みきったようにエンドに《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》、メインで《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》を召喚し、一気にビートダウンしてくる。
《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》本体こそ戦闘で破壊するが、数の暴力を前に多賀谷のライフは1。
ドローしたカードに《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》はなく、多賀谷は右手を差し出した。
多賀谷 0-2 中野
◆大木 樹彦(Hareruya Hopes) vs. 難波 直也(コミかる堂高崎店)
:ゲーム1
難波の《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》からゲームはスタート。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》はシャットアウトされるが、その間にもコツコツ殴り続け、気がつけば《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》の上のカードは5枚。
《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》が通り、大木のエンドに《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》を場に戻そうとする。
大木はフルタップのこのタイミングを逃さず《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》へ《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》。
難波は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を着地させることに成功し、ライブラリーを公開すると《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》。一気にクロックが跳ね上がる。
大木は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》で《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を落とすと《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》で即キャスト《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を除去する。
難波の手札に《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を除去できるカードはない。
ドローすると手札に入れるまでもなく2マナを倒す。
《削剥/Abrade(HOU)》の姿がっ!
《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》で全力でパンプアップし、大木のライフを1とする。
大木は2枚目の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》で再び《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》で《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》除去、ライフは3でギリギリ耐えている。
しかし難波の手には吸い付くように《削剥/Abrade(HOU)》。
大木 0-1 難波
:ゲーム2
《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》すると、大木は《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で墓地に睨みをきかす。
《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》は出るが予定調和に《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》からのリムーブ。
難波は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》で《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を破壊し、再度《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》を召喚する。
難波が《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》を追加したタイミングで《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》で《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》を除去するが、十分過ぎるほどアドバンテージは稼いだ。
《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》こそ《廃墟の地/Field of Ruin(XLN)》を絡め《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》されるが、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》が止まらない。
《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》と《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》で5点クロックがスタートする。
大木は《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を引けず、そのまま5点クロックを前に沈んだ。
大木 0-2 難波
:::【観戦記事】 準々決勝ダイジェスト2 大木 樹彦(Hareruya Hopes) vs. 土屋 英明(はま屋松本店)/宮坂 翔(コミかる太田) vs. 多賀谷 将輝(ワンナップ伊勢崎)
2018年2月17日 カバレージ
by Yohei Tomizawa
準々決勝の残り2試合は、スタンダードでは珍しい大木と土屋による青黒フルパーミッションのミラーマッチと、宮坂の赤単と多賀谷のグリクシスコントロールという環境を牽引するマッチアップだ。
◆大木 樹彦(Hareruya Hopes) vs. 土屋 英明(はま屋松本店)
:ゲーム1
青黒コンミラーというスタンダード環境では比較的珍しいマッチアップ。
コントロールミラーは見るべきポイントはマナが伸びるか、《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》によるドロー、フィニッシャーをめぐる攻防だ。
《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》をめぐり、激しい《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》とカウンターの応酬が繰り広げられる。
先に場に出るクリーチャーは土屋の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》。
大木は絶対的アドバンテージマシン《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》で解決策を探し、土屋の《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》は《廃墟の地/Field of Ruin(XLN)》で対処する。
大木は手札に《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》が集まり細かく動けない。
土屋の攻撃に対し《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を召喚するがカウンターされ、《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》を2枚重ね延命を図るが、それすらも土屋は《不許可/Disallow(AER)》した。
大木 0-1 土屋
:ゲーム2
《大災厄/Doomfall(HOU)》と《否認/Negate(RIX)》の交換からゲームは始まり、大木は《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》で主導権を握ろうとするが、すぐさま除去される。
ドローゴーが数ターン続くと手札にカウンターは十分。先に仕掛けるのは土屋だ。
《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》をめぐりカウンター合戦が勃発。しかし土屋のは破れ、逆に大木の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を呼び寄せイニシアチブを握られてしまう。
土屋はライフを代償にかき集められるだけのアドバンテージを集め、ライフ2ながら《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚することに成功、大木の《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》にも《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を釣り上げカウンターをキャストする。
しかし大木は手札からカウンターし、着地。
土屋は次のアップキープがくれば《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》で死んでしまう。
7マナ残し《人質取り/Hostage Taker(XLN)》を召喚、カウンター合戦の末大木の《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をリムーブする。
大木は冷静に《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》を《人質取り/Hostage Taker(XLN)》へ。一度はカウンターされるが2枚目がキャストされるとコントロールを奪い返す。
そのままアップキープにクリーチャーを2体リアニメイトすると、土屋のライフはぴったり0に。
大木 1-1 土屋
:ゲーム3
土屋の《大災厄/Doomfall(HOU)》で《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》失うが、大木は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で回復
今度は大木が仕掛け《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》を召喚するが、カウンターでならず。
大木は《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》土屋は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》と双方アドバンテージマシンを用意する。
土屋の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》でゲームを動かしにかかるが、大木は着地を許し《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で対象となったカードをリムーブし、バニラとする。
大木は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をエンチャントすると即変身。他方土屋も《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》はありながら《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》により変身を封じられてしまっている。
ここまで綺麗に墓地を封じられている土屋は、《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》でやっとこさ除去。
しかし稼いだアドバンテージは十分すぎるほどだ。
大木はクロックなしから一転《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》と《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》2連打でダメージソースを構築すると、土屋は4マナ残し《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》。
大木も遅れながらも《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をキャストする。
本来ならば土屋は《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》をリアニメイトし、墓地からカウンター呪文を唱えられるはず。ここでも《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》の影響は色濃くにより墓地に有効牌はなく、スタックしてで《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》場に戻すのみ。
このまま《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》により膠着を見せるかと思われたゲーム。この時両者手札こそあれど、有効牌が少なく、《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》によりリムーブされてしまう。
互いが互いの《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を止める中、一つだけ違うのは《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》の存在だ。
大木は毎ターン掘り進め4枚目の《不許可/Disallow(AER)》を見つけると、満を持して《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚する。
土屋も《死の権威、リリアナ/Liliana, Death’s Majesty(AKH)》で抵抗を見せるが、《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》の差は大きく、最後は土地の海に沈んだ。
大木 2-1 土屋
◆宮坂 翔(コミかる堂太田店) vs. 多賀谷 将輝(ワンナップ伊勢崎モール店)
:ゲーム1
《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《損魂魔道士/Soul-Scar Mage(AKH)》×2、《アン一門の壊し屋/Ahn-Crop Crasher(AKH)》と素晴らしいビートダウン体制を整える。
しかし多賀谷も《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》、《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso(KLD)》×2と一歩も譲らない。
多賀谷は手札に《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》、《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning(KLD)》とあり、土地が3枚で止まっている宮坂に対し、この悪魔をたたきつける。
「でてしまったかー」といいながらも、諦めるわけにはいかない。
最後の希望をかけ《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》にたどりつくが、いくらPWといえど二桁のライフを削りきるには時間が足りなかった。
宮坂 0-1 多賀谷
:ゲーム2
宮坂は《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》と調子よく展開すると、多賀谷の《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》が突き刺さる。
《アン一門の壊し屋/Ahn-Crop Crasher(AKH)》と《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》で盤面を再構築するが、多賀谷は無敵のブロッカー《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を立て、《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》は《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》。
宮坂は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》で多賀谷のライフを1とする。
待っていても活路はない、多賀谷は《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》、《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso(KLD)》、飛行機械トークンでビートダウンを敢行する。
宮坂のデッキに1点を削るカードは10枚以上入っているが、その1枚に出会うことはなかった。
宮坂 0-2 多賀谷
準々決勝の残り2試合は、スタンダードでは珍しい大木と土屋による青黒フルパーミッションのミラーマッチと、宮坂の赤単と多賀谷のグリクシスコントロールという環境を牽引するマッチアップだ。
◆大木 樹彦(Hareruya Hopes) vs. 土屋 英明(はま屋松本店)
:ゲーム1
青黒コンミラーというスタンダード環境では比較的珍しいマッチアップ。
コントロールミラーは見るべきポイントはマナが伸びるか、《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》によるドロー、フィニッシャーをめぐる攻防だ。
《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》をめぐり、激しい《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》とカウンターの応酬が繰り広げられる。
先に場に出るクリーチャーは土屋の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》。
大木は絶対的アドバンテージマシン《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》で解決策を探し、土屋の《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》は《廃墟の地/Field of Ruin(XLN)》で対処する。
大木は手札に《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》が集まり細かく動けない。
土屋の攻撃に対し《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を召喚するがカウンターされ、《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》を2枚重ね延命を図るが、それすらも土屋は《不許可/Disallow(AER)》した。
大木 0-1 土屋
:ゲーム2
《大災厄/Doomfall(HOU)》と《否認/Negate(RIX)》の交換からゲームは始まり、大木は《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》で主導権を握ろうとするが、すぐさま除去される。
ドローゴーが数ターン続くと手札にカウンターは十分。先に仕掛けるのは土屋だ。
《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》をめぐりカウンター合戦が勃発。しかし土屋のは破れ、逆に大木の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を呼び寄せイニシアチブを握られてしまう。
土屋はライフを代償にかき集められるだけのアドバンテージを集め、ライフ2ながら《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚することに成功、大木の《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》にも《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を釣り上げカウンターをキャストする。
しかし大木は手札からカウンターし、着地。
土屋は次のアップキープがくれば《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》で死んでしまう。
7マナ残し《人質取り/Hostage Taker(XLN)》を召喚、カウンター合戦の末大木の《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をリムーブする。
大木は冷静に《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》を《人質取り/Hostage Taker(XLN)》へ。一度はカウンターされるが2枚目がキャストされるとコントロールを奪い返す。
そのままアップキープにクリーチャーを2体リアニメイトすると、土屋のライフはぴったり0に。
大木 1-1 土屋
:ゲーム3
土屋の《大災厄/Doomfall(HOU)》で《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》失うが、大木は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で回復
今度は大木が仕掛け《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》を召喚するが、カウンターでならず。
大木は《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》土屋は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》と双方アドバンテージマシンを用意する。
土屋の《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》でゲームを動かしにかかるが、大木は着地を許し《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で対象となったカードをリムーブし、バニラとする。
大木は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をエンチャントすると即変身。他方土屋も《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》はありながら《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》により変身を封じられてしまっている。
ここまで綺麗に墓地を封じられている土屋は、《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》でやっとこさ除去。
しかし稼いだアドバンテージは十分すぎるほどだ。
大木はクロックなしから一転《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》と《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》2連打でダメージソースを構築すると、土屋は4マナ残し《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》。
大木も遅れながらも《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をキャストする。
本来ならば土屋は《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》をリアニメイトし、墓地からカウンター呪文を唱えられるはず。ここでも《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》の影響は色濃くにより墓地に有効牌はなく、スタックしてで《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》場に戻すのみ。
このまま《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》により膠着を見せるかと思われたゲーム。この時両者手札こそあれど、有効牌が少なく、《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》によりリムーブされてしまう。
互いが互いの《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を止める中、一つだけ違うのは《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》の存在だ。
大木は毎ターン掘り進め4枚目の《不許可/Disallow(AER)》を見つけると、満を持して《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚する。
土屋も《死の権威、リリアナ/Liliana, Death’s Majesty(AKH)》で抵抗を見せるが、《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》の差は大きく、最後は土地の海に沈んだ。
大木 2-1 土屋
◆宮坂 翔(コミかる堂太田店) vs. 多賀谷 将輝(ワンナップ伊勢崎モール店)
:ゲーム1
《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《損魂魔道士/Soul-Scar Mage(AKH)》×2、《アン一門の壊し屋/Ahn-Crop Crasher(AKH)》と素晴らしいビートダウン体制を整える。
しかし多賀谷も《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》、《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso(KLD)》×2と一歩も譲らない。
多賀谷は手札に《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》、《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning(KLD)》とあり、土地が3枚で止まっている宮坂に対し、この悪魔をたたきつける。
「でてしまったかー」といいながらも、諦めるわけにはいかない。
最後の希望をかけ《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》にたどりつくが、いくらPWといえど二桁のライフを削りきるには時間が足りなかった。
宮坂 0-1 多賀谷
:ゲーム2
宮坂は《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》と調子よく展開すると、多賀谷の《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》が突き刺さる。
《アン一門の壊し屋/Ahn-Crop Crasher(AKH)》と《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》で盤面を再構築するが、多賀谷は無敵のブロッカー《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を立て、《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent(AKH)》は《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》。
宮坂は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》で多賀谷のライフを1とする。
待っていても活路はない、多賀谷は《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》、《つむじ風の巨匠/Whirler Virtuoso(KLD)》、飛行機械トークンでビートダウンを敢行する。
宮坂のデッキに1点を削るカードは10枚以上入っているが、その1枚に出会うことはなかった。
宮坂 0-2 多賀谷
:::【観戦記事】 準々決勝ダイジェスト1:中野 達仁(Booksながしま) vs. 富岡 貴洋(再楽リプラス太田店)/浅海 大貴(チームムラシュー) vs. 難波 直也(コミかる堂高崎店)
2018年2月17日 Magic: The Gathering
by Yohei Tomizawa
長い長いスイスラウンドを勝ち抜いてきた8人によるシングルエリミネーション。ここでは副陽の接近を使用する中野とグリクシスコントロールの富岡、浅海難波による赤黒アグロの完全ミラーマッチの対戦をお届けしよう。
◆中野 達仁(Booksながしま) vs. 富岡 貴洋(再楽リプラス太田店)
:ゲーム1
富岡はカウンター、除去を無効化する《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide(RIX)》でビートダウンを開始するが、中野は《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》等でターンを稼ぐ。
除去する必要はない。《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》までのターンを稼げばいいのだ。
富岡は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》でダメージを加速させるが、中野が《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をエンチャントすると、瞬く間に2度目の《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を唱えた。
中野 1-0 富岡
:ゲーム2
富岡は《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》と《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で効率よく探検していき、中野は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》。
コントロール同士のマッチアップということで、中野は別の勝ち手段としてサイドからクリーチャーも投入。《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》を召喚する。
しかし富岡も変形サイドボードを読んでおり、《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》でリセットすると《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide(RIX)》を召喚する。
更に《失われた遺産/Lost Legacy(KLD)》で《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をリムーブし、突然死を防ぐと《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide(RIX)》をレッドゾーンへ。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》でターンを稼ごうとするが、《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》がそれを許さない。
《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》は手札を3枚捨てることで逃げられるが、重ねるように《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》。
しかし富岡が《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds(HOU)》を起動すると、中野はカードを片付けた。
中野 1-1 富岡
:ゲーム3
中野は4ターン目に《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をエンチャントすると、ドローの質をあげる。
こうなると富岡としても何とかアドバンテージエンジンが欲しいところ。
6マナから《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャストするが、間の悪いことに《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を呼び寄せ、《否認/Negate(RIX)》されてしまう。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》を追加し押し切ろうとするが、富岡も《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》で本体を除去し、クロックを減少させる。
だが、中野の手札からは2枚目の《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》。
そのまま中野が準決勝へ駒を進めた。
中野 2-1 富岡
◆浅海 大貴(チームムラシュー) vs. 難波 直也(コミかる堂高崎店)
:ゲーム1
二人で作り上げた完全ミラーマッチ。鍵は4マナ目か。
浅海は《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》3連打でクロックを刻むが、難波の《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》を前に思うように攻撃できなくなると、更に浅海は3マナでストップしてしまう。
難波が《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を召喚し、先行されていたダメージレースをひっくり返す。
浅海もギリギリまでライフをつめるが、1ターンのマナストップの影響は大きく、難波が先勝する。
浅海 0-1 難波
:ゲーム2
またも難波は《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》を召喚し、浅海は大きくため息。浅海の手札には、ない。
今回はストレートに4マナまで伸び《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を召喚するが、難波は《栄光の刻/Hour of Glory(HOU)》。
除去を使い、地上でも殴り続けるが、そこへ待ったをかけるのは、2枚目の《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》。
ミラーマッチにおける複数パーマネントにアドバンテージは大きく、難波が押し切った。
浅海 0-2 難波
長い長いスイスラウンドを勝ち抜いてきた8人によるシングルエリミネーション。ここでは副陽の接近を使用する中野とグリクシスコントロールの富岡、浅海難波による赤黒アグロの完全ミラーマッチの対戦をお届けしよう。
◆中野 達仁(Booksながしま) vs. 富岡 貴洋(再楽リプラス太田店)
:ゲーム1
富岡はカウンター、除去を無効化する《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide(RIX)》でビートダウンを開始するが、中野は《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》等でターンを稼ぐ。
除去する必要はない。《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》までのターンを稼げばいいのだ。
富岡は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》でダメージを加速させるが、中野が《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をエンチャントすると、瞬く間に2度目の《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》を唱えた。
中野 1-0 富岡
:ゲーム2
富岡は《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》と《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で効率よく探検していき、中野は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》。
コントロール同士のマッチアップということで、中野は別の勝ち手段としてサイドからクリーチャーも投入。《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》を召喚する。
しかし富岡も変形サイドボードを読んでおり、《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》でリセットすると《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide(RIX)》を召喚する。
更に《失われた遺産/Lost Legacy(KLD)》で《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をリムーブし、突然死を防ぐと《原初の潮流、ネザール/Nezahal, Primal Tide(RIX)》をレッドゾーンへ。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》でターンを稼ごうとするが、《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》がそれを許さない。
《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》は手札を3枚捨てることで逃げられるが、重ねるように《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》。
しかし富岡が《屍肉あさりの地/Scavenger Grounds(HOU)》を起動すると、中野はカードを片付けた。
中野 1-1 富岡
:ゲーム3
中野は4ターン目に《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をエンチャントすると、ドローの質をあげる。
こうなると富岡としても何とかアドバンテージエンジンが欲しいところ。
6マナから《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャストするが、間の悪いことに《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を呼び寄せ、《否認/Negate(RIX)》されてしまう。
中野は《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》を追加し押し切ろうとするが、富岡も《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》で本体を除去し、クロックを減少させる。
だが、中野の手札からは2枚目の《威厳あるカラカル/Regal Caracal(AKH)》。
そのまま中野が準決勝へ駒を進めた。
中野 2-1 富岡
◆浅海 大貴(チームムラシュー) vs. 難波 直也(コミかる堂高崎店)
:ゲーム1
二人で作り上げた完全ミラーマッチ。鍵は4マナ目か。
浅海は《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》3連打でクロックを刻むが、難波の《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》を前に思うように攻撃できなくなると、更に浅海は3マナでストップしてしまう。
難波が《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を召喚し、先行されていたダメージレースをひっくり返す。
浅海もギリギリまでライフをつめるが、1ターンのマナストップの影響は大きく、難波が先勝する。
浅海 0-1 難波
:ゲーム2
またも難波は《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》を召喚し、浅海は大きくため息。浅海の手札には、ない。
今回はストレートに4マナまで伸び《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を召喚するが、難波は《栄光の刻/Hour of Glory(HOU)》。
除去を使い、地上でも殴り続けるが、そこへ待ったをかけるのは、2枚目の《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》。
ミラーマッチにおける複数パーマネントにアドバンテージは大きく、難波が押し切った。
浅海 0-2 難波
By Yohei Tomizawa
富岡、高橋共に13点と勝てば抜けとなる。目指すは高みなれど、トップ8に残らないことには、その先へと進むことはできない。
未来を切り開くのは、いつでも自分の意志と決断だ。
1勝を掴みとるのは、どちらのプレイヤーか。
:ゲーム1
先手の高橋はマリガンしながらも《秘密の中庭/Concealed Courtyard(KLD)》から《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》を召喚すると《航路の作成/Chart a Course(XLN)》、《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》と警戒に動く。
富岡は《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》でじっくりと。
5ターン目高橋は《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》を召喚し、クロックをあげるが、並んだところを《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》されてしまう。
5ターン目のアップキープで《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》は変身、宝物・トークンを3つ精製し、マナを増やしながら《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》でカードを奪う。
《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》と《排斥/Cast Out(AKH)》、《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》と《削剥/Abrade(HOU)》の交換を経て、ゲームを動かしたのは高橋の《復元/Refurbish(KLD)》。釣り上げるのは《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》だ。
富岡の手札に《削剥/Abrade(HOU)》はなく、この《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》の着地を許してしまい、《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》がリアニメイトされてしまう。本体こそ除去するが、忘れ形見のトークンが残る。
先ずは《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》をどうにかしなければ。
富岡は《人質取り/Hostage Taker(XLN)》で《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》を対処するが、この《人質取り/Hostage Taker(XLN)》を高橋が除去すると《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》は再び場に。
自身のデッキと残りの時間を天秤にかけ、富岡は投了を選択した。
富岡 0-1 高橋
:ゲーム2
高橋は有効牌を求め《巧みな軍略/Strategic Planning(PTK)》を重ねでライブラリーを掘り進む。その過程で落ちた《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》を不朽する無駄のない動き。
富岡は《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で墓地を活用するタカハシのデッキにプレッシャーをかける。
更に高橋がフルタップの隙に《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャストすると《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》へ4点。盤面を制圧する。
ここで高橋はX=1で《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を召喚するが、悩みに悩む。《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》か《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》か。
結局自身の行動に制限をかける《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を対処する。
富岡は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》のマナ能力のバックアップで《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》。
高橋は《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》で5枚目の土地を探しに行くが、スペルばかり。思うように行動できずにいる。
富岡も豊富なマナ、とはいかないが《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》がマナを生み出し、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を除去し《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》で釣り上げると、一気に4枚のカードドロー。
富岡の4ドロー、そして自身が5枚目の土地にたどり着けなかったことで、高橋は残り時間も考え、サイドボードに手を伸ばした。
富岡 1-1 高橋
:ゲーム3
高橋はこれまで同様《巧みな軍略/Strategic Planning(PTK)》、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》と手札を入れ替え掘り進める。Game2で思うように土地が伸びなかったことから、積極的にスペルを切り、掘り進める。
富岡は高橋のデッキにクロックが少ないことを見越し《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》というアドバンテージエンジンをエンチャントすると、Game2で存在感を見せた《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》。
実際《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》は《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》と《査問長官/Minister of Inquiries(KLD)》をリムーブし、探検でドローの質を高めていく。
無念にも高橋は4マナで止まってしまう。《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を除去するためにX=1で《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を召喚するが、既にサイズアップしてしまっている。
5マナ目を求め高橋はさらに《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を出すがここでも引けず。5枚目が、遠い。
富岡は《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》を使い、《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》と合わせ起動することで確実にパンプアップさせ、《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》の圏外へと逃がす。
追い討ちをかけるように《大災厄/Doomfall(HOU)》をキャストすると、
《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》、《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》×2、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》、《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》、《排斥/Cast Out(AKH)》、《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》
となんとも濃い手札。ここから《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をリムーブする。
それでも何とか5枚目の土地をドロー。数ある選択肢から《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》で《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を除去することに。最後の御奉仕とスタックして探検は起動する。
アップキープでライフは5。このタイミングで《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》は変身。
《削剥/Abrade(HOU)》で《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を除去し、《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》は《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》。ゲインしなんとかライフは6。
高橋は富岡のマナが少ないところで《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》でパンプアップ。折角場に戻った《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》にチャンプブロックを強要。ここでライフを3まで落とし込む。
この状況を打開するにはヤツしかいない。《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》を変身させ8マナ出る状態で《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚。
高橋もこの状況を前に小考。有効牌は多くあるが、マナがないため最大効果を得られる道を模索している。
ここで《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》×2、トークン×2と全てのクリーチャーをレッドゾーンへ送り込むが、《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》は《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》され、ギリギリ耐えられてしまう。
第2メインで2体目の《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》を召喚するが、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を対象にとったところで富岡は《アクロゾズの神殿/Temple of Aclazotz(XLN)》で生贄にささげ5点ライフゲイン。
再び8マナ残して《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚すると高橋の墓地から《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を釣り上げドロー。
高橋もライフをつめるために《人質取り/Hostage Taker(XLN)》で蘇生された《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を対象にとるが《アクロゾズの神殿/Temple of Aclazotz(XLN)》でまたもライフに変換されてしまう。
ここでタイムアップとなり、富岡の0ターン目から延長がスタート。
《強迫/Duress(XLN)》で《排斥/Cast Out(AKH)》を捨てさせ、《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を釣り上げる。
高橋はクリーチャーを増やさず、《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構えエンド。
延長2ターン目、富岡は占術で見つけた《強迫/Duress(XLN)》で《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》、《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》にネジを巻き、《人質取り/Hostage Taker(XLN)》へ《削剥/Abrade(HOU)》をキャスト。
ブロッカーをどかすとトークン3体と《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をレッドゾーンへ送り、高橋のライフを削りきった。
富岡 2-1 高橋
富岡、高橋共に13点と勝てば抜けとなる。目指すは高みなれど、トップ8に残らないことには、その先へと進むことはできない。
未来を切り開くのは、いつでも自分の意志と決断だ。
1勝を掴みとるのは、どちらのプレイヤーか。
:ゲーム1
先手の高橋はマリガンしながらも《秘密の中庭/Concealed Courtyard(KLD)》から《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》を召喚すると《航路の作成/Chart a Course(XLN)》、《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》と警戒に動く。
富岡は《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》でじっくりと。
5ターン目高橋は《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》を召喚し、クロックをあげるが、並んだところを《焼けつく双陽/Sweltering Suns(AKH)》されてしまう。
5ターン目のアップキープで《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》は変身、宝物・トークンを3つ精製し、マナを増やしながら《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》でカードを奪う。
《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》と《排斥/Cast Out(AKH)》、《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》と《削剥/Abrade(HOU)》の交換を経て、ゲームを動かしたのは高橋の《復元/Refurbish(KLD)》。釣り上げるのは《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》だ。
富岡の手札に《削剥/Abrade(HOU)》はなく、この《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》の着地を許してしまい、《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》がリアニメイトされてしまう。本体こそ除去するが、忘れ形見のトークンが残る。
先ずは《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》をどうにかしなければ。
富岡は《人質取り/Hostage Taker(XLN)》で《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》を対処するが、この《人質取り/Hostage Taker(XLN)》を高橋が除去すると《王神の贈り物/God-Pharaoh’s Gift(HOU)》は再び場に。
自身のデッキと残りの時間を天秤にかけ、富岡は投了を選択した。
富岡 0-1 高橋
:ゲーム2
高橋は有効牌を求め《巧みな軍略/Strategic Planning(PTK)》を重ねでライブラリーを掘り進む。その過程で落ちた《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》を不朽する無駄のない動き。
富岡は《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》で墓地を活用するタカハシのデッキにプレッシャーをかける。
更に高橋がフルタップの隙に《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャストすると《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》へ4点。盤面を制圧する。
ここで高橋はX=1で《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を召喚するが、悩みに悩む。《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》か《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》か。
結局自身の行動に制限をかける《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を対処する。
富岡は《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》のマナ能力のバックアップで《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》。
高橋は《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》で5枚目の土地を探しに行くが、スペルばかり。思うように行動できずにいる。
富岡も豊富なマナ、とはいかないが《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》がマナを生み出し、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を除去し《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》で釣り上げると、一気に4枚のカードドロー。
富岡の4ドロー、そして自身が5枚目の土地にたどり着けなかったことで、高橋は残り時間も考え、サイドボードに手を伸ばした。
富岡 1-1 高橋
:ゲーム3
高橋はこれまで同様《巧みな軍略/Strategic Planning(PTK)》、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》と手札を入れ替え掘り進める。Game2で思うように土地が伸びなかったことから、積極的にスペルを切り、掘り進める。
富岡は高橋のデッキにクロックが少ないことを見越し《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》というアドバンテージエンジンをエンチャントすると、Game2で存在感を見せた《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》。
実際《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》は《聖なる猫/Sacred Cat(AKH)》と《査問長官/Minister of Inquiries(KLD)》をリムーブし、探検でドローの質を高めていく。
無念にも高橋は4マナで止まってしまう。《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を除去するためにX=1で《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を召喚するが、既にサイズアップしてしまっている。
5マナ目を求め高橋はさらに《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を出すがここでも引けず。5枚目が、遠い。
富岡は《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》を使い、《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》と合わせ起動することで確実にパンプアップさせ、《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》の圏外へと逃がす。
追い討ちをかけるように《大災厄/Doomfall(HOU)》をキャストすると、
《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》、《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》×2、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》、《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》、《排斥/Cast Out(AKH)》、《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》
となんとも濃い手札。ここから《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をリムーブする。
それでも何とか5枚目の土地をドロー。数ある選択肢から《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》で《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》を除去することに。最後の御奉仕とスタックして探検は起動する。
アップキープでライフは5。このタイミングで《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》は変身。
《削剥/Abrade(HOU)》で《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を除去し、《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》は《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》。ゲインしなんとかライフは6。
高橋は富岡のマナが少ないところで《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》でパンプアップ。折角場に戻った《巧射艦隊の追跡者/Deadeye Tracker(XLN)》にチャンプブロックを強要。ここでライフを3まで落とし込む。
この状況を打開するにはヤツしかいない。《宝物の地図/Treasure Map(XLN)》を変身させ8マナ出る状態で《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚。
高橋もこの状況を前に小考。有効牌は多くあるが、マナがないため最大効果を得られる道を模索している。
ここで《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》、《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》×2、トークン×2と全てのクリーチャーをレッドゾーンへ送り込むが、《発明の天使/Angel of Invention(KLD)》は《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》され、ギリギリ耐えられてしまう。
第2メインで2体目の《賞罰の天使/Angel of Sanctions(AKH)》を召喚するが、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を対象にとったところで富岡は《アクロゾズの神殿/Temple of Aclazotz(XLN)》で生贄にささげ5点ライフゲイン。
再び8マナ残して《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚すると高橋の墓地から《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を釣り上げドロー。
高橋もライフをつめるために《人質取り/Hostage Taker(XLN)》で蘇生された《機知の勇者/Champion of Wits(HOU)》を対象にとるが《アクロゾズの神殿/Temple of Aclazotz(XLN)》でまたもライフに変換されてしまう。
ここでタイムアップとなり、富岡の0ターン目から延長がスタート。
《強迫/Duress(XLN)》で《排斥/Cast Out(AKH)》を捨てさせ、《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を釣り上げる。
高橋はクリーチャーを増やさず、《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》を構えエンド。
延長2ターン目、富岡は占術で見つけた《強迫/Duress(XLN)》で《残骸の漂着/Settle the Wreckage(XLN)》、《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》にネジを巻き、《人質取り/Hostage Taker(XLN)》へ《削剥/Abrade(HOU)》をキャスト。
ブロッカーをどかすとトークン3体と《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をレッドゾーンへ送り、高橋のライフを削りきった。
富岡 2-1 高橋
By Yohei Tomizawa
この対戦も含め残り3回戦。ここでは全勝の浅海と1分けの涌沢の対戦をお送りしよう。
涌沢はマジックのファンというよりは、イラストレーターであるRebecca Guay氏のファンだそうで、スリーブも同氏のもの。10月からスタンダードに復帰したのもショーダウンで配布されるRebecca氏の土地を求めていたからとか。
マジックには、沢山の楽しみ方がある。美しいイラストに惹かれ、アーティストのカードを集め、プレイする。これも立派な楽しみ方の一つだ。
浅海はPPTQやBMO、GPと各大会へ参加している。まだ見ぬ世界、プロツアーへ参加するため。盟友の難波がプロツアーへ参加したことで、彼のモチベーションも最高潮のはずだ。
勝ってトップ8の椅子へ近づくのは、どちらのプレイヤーか。
:ゲーム1
涌沢は赤緑白と綺麗にナヤカラーを揃えると、《オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster(XLN)》。なんと涌沢のデッキはイクサランの種族の一つ『ナヤ恐竜』なのだ。
浅海は《削剥/Abrade(HOU)》をキャストし、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》でダメージレースを先行する。
《オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster(XLN)》に続くのは《貪る死肉あさり/Deathgorge Scavenger(XLN)》。墓地のクリーチャーを食べライフを回復し、《恐竜との融和/Commune with Dinosaurs(XLN)》で《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》をキャッチ。
遠くない未来地上に巨大なブロッカーが配置されることを見越し、浅海は《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》で上空からの決着を狙う。
事実涌沢が《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》でトークンと合わせ3体の恐竜をコントロールすると、《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》以外のダメージは入らなくなってしまう。
上から4点で12。追加するのは2体目の《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。2ターンで削りきるプランだ。
涌沢は場のパワーを確認すると、2マナで《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger(RIX)》を召喚し、レッドゾーンへ。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》がブロックするが、9点とあまりにも大きいダメージがプレイヤーへ。たった一撃で涌沢12-11浅海とタイになってしまう。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》は蘇るが、相手のクロックと《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》のプレッシャーを考えると迂闊に殴れない。
涌沢はフルタップで《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》を召喚すると、全てのクリーチャーをレッドゾーンへ。
ブロックしても致死ダメージが入ることを悟り、浅海は投了。
涌沢 1-0 浅海
:ゲーム2
浅海は《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》と赤単の如く素早い展開。
涌沢は《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》でマナ加速を試みるが、当然《削剥/Abrade(HOU)》。
《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》の2枚目を重ねるが、これが除去されずに生き残る。
そしてタイミング悪く、ここで浅海の土地が止まってしまう。4枚目の土地が置けず、ターンを返す。
1ターン早く《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》を召喚すると、地上が完全に止まってしまう。
浅海はまだ4枚目の土地を引かない。
涌沢は《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》を追加すると、《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》、トークンの3体とも攻撃に送りだし、17点。
致死ダメージであるためトークンは《削剥/Abrade(HOU)》、《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》は《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》でブロックし、7点抜け10。
赤黒に《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》を止める術はなく、浅海はカードを片付けた。
涌沢 2-0 浅海
この対戦も含め残り3回戦。ここでは全勝の浅海と1分けの涌沢の対戦をお送りしよう。
涌沢はマジックのファンというよりは、イラストレーターであるRebecca Guay氏のファンだそうで、スリーブも同氏のもの。10月からスタンダードに復帰したのもショーダウンで配布されるRebecca氏の土地を求めていたからとか。
マジックには、沢山の楽しみ方がある。美しいイラストに惹かれ、アーティストのカードを集め、プレイする。これも立派な楽しみ方の一つだ。
浅海はPPTQやBMO、GPと各大会へ参加している。まだ見ぬ世界、プロツアーへ参加するため。盟友の難波がプロツアーへ参加したことで、彼のモチベーションも最高潮のはずだ。
勝ってトップ8の椅子へ近づくのは、どちらのプレイヤーか。
:ゲーム1
涌沢は赤緑白と綺麗にナヤカラーを揃えると、《オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster(XLN)》。なんと涌沢のデッキはイクサランの種族の一つ『ナヤ恐竜』なのだ。
浅海は《削剥/Abrade(HOU)》をキャストし、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》でダメージレースを先行する。
《オテペクの猟匠/Otepec Huntmaster(XLN)》に続くのは《貪る死肉あさり/Deathgorge Scavenger(XLN)》。墓地のクリーチャーを食べライフを回復し、《恐竜との融和/Commune with Dinosaurs(XLN)》で《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》をキャッチ。
遠くない未来地上に巨大なブロッカーが配置されることを見越し、浅海は《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》で上空からの決着を狙う。
事実涌沢が《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》でトークンと合わせ3体の恐竜をコントロールすると、《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》以外のダメージは入らなくなってしまう。
上から4点で12。追加するのは2体目の《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》。2ターンで削りきるプランだ。
涌沢は場のパワーを確認すると、2マナで《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger(RIX)》を召喚し、レッドゾーンへ。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》がブロックするが、9点とあまりにも大きいダメージがプレイヤーへ。たった一撃で涌沢12-11浅海とタイになってしまう。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》は蘇るが、相手のクロックと《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》のプレッシャーを考えると迂闊に殴れない。
涌沢はフルタップで《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》を召喚すると、全てのクリーチャーをレッドゾーンへ。
ブロックしても致死ダメージが入ることを悟り、浅海は投了。
涌沢 1-0 浅海
:ゲーム2
浅海は《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》と赤単の如く素早い展開。
涌沢は《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》でマナ加速を試みるが、当然《削剥/Abrade(HOU)》。
《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》の2枚目を重ねるが、これが除去されずに生き残る。
そしてタイミング悪く、ここで浅海の土地が止まってしまう。4枚目の土地が置けず、ターンを返す。
1ターン早く《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》を召喚すると、地上が完全に止まってしまう。
浅海はまだ4枚目の土地を引かない。
涌沢は《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》を追加すると、《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》、トークンの3体とも攻撃に送りだし、17点。
致死ダメージであるためトークンは《削剥/Abrade(HOU)》、《レギサウルスの頭目/Regisaur Alpha(XLN)》は《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》でブロックし、7点抜け10。
赤黒に《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》を止める術はなく、浅海はカードを片付けた。
涌沢 2-0 浅海
By Yohei Tomizawa
3回戦では、地元群馬に住みながら“Hareruya Hopes”として活動するブロンズ・レベル・プロ、群馬住みますHopesの大木と、主催であるコミかる堂でマジックに勤しむ新木の2人の対戦をお届けしよう。
:ゲーム1
互いに《島/Island(RIX)》と《沼/Swamp(RIX)》。古よりコントロール色の強い2色がセットされる、予感は違わず、ドローゴーを繰り返す。
新木には《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(XLN)》もあり、《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》を匂わすグリクシスカラーではあるが。
先ずは大木が仕掛ける。5ターン目に3マナ残しながら《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をキャストし、これが通る。
次は3マナ浮かせて《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》。大木は《至高の意志/Supreme Will(HOU)》を強く意識してプレイしている。
新木は大木のマナの残し方から《至高の意志/Supreme Will(HOU)》がカウンターの意味をなさないことがわかると、ドローモードでプレイする。
ドローゴーを繰り返しているだけだが、場にある《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》は大木のみ。それが《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》へ変身することで質だけではなく、枚数でも差がつき始める。
新木は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で引きますそうとするが、ハンドアドバンテージをカードアドバンテージへと変換すべく、大木は《不許可/Disallow(AER)》。
新木も《不許可/Disallow(AER)》をキャストするが、大木はここが勝負とタップアウトで《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を召喚し、《不許可/Disallow(AER)》を再利用。見事《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》を打ち消すことに成功する。
好事魔多し。新木はフルタップすると《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》をキャストし、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を破壊する。
大木の手札に、この巨大なPWを除去できるカードはない。6マナを残し《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚し、リアクション状態でターンを返す。
荒木は《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》の能力で手札を2枚捨てさせた後、《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》へ。
大木はタップアウトすることを嫌い、手札から《不許可/Disallow(AER)》でカウンターする。
4マナを前に新木は悩む。何が最適解か。どうすれば《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》は残るのか。
結果カウンターを受け入り、エンド時に2枚の《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning(KLD)》をキャストし、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》が手札へ戻る効果をラグらせる。
大木は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》を起動するが、《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》はなく《不許可/Disallow(AER)》を手札に加える。
PWはターンがあればあるほど支配的になり、《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》ともなればその支配力は圧倒的だ。
大木の手札を捨てさせ、一方で自身は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で手札を増やす。
大木は少ない手札から《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を選択し、カウンターのバックアップの元通すが、新木は《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》の能力で手札を使わずに大木のライブラリーから《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を見事捲り、キャストする。
大木も《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》で《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を対象にするが、今度は新木の手札から《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》がキャストされ、墓地から《不許可/Disallow(AER)》されてします。
《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》と新木の場は圧倒的である。
それでも、それでも《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》ならどうにかしてくれると一塁の望みをかけ《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》を起動すると、求めていた《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》が。そのまま《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》へキャストする。
続く大木のドローは2枚目の《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》。これを《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》のバックアップの元通すと、ライフこそ6と少ないものの、盤面の平定に成功する。
そしてゲームを決める《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》へ。
大木に手札はない。しかしたんまりと肥えた墓地には、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》とカウンター呪文が眠っている。
この先一切の呪文が解決しないこと理解すると、新木は投了を宣言した。
新木 0-1 大木
:ゲーム2
新木は《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》、大木は《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》とドローエンジンを用意するが、クリチャーは対処されやすく、事実《削剥/Abrade(HOU)》されてしまう。
しかし、ここで力強く大木が場に出すのは《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》。どちらも除去不可能なドローエンジンを用意することとなる。
タップアウトの隙を狙い、新木は《失われた遺産/Lost Legacy(KLD)》で《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を根こそぎにするが、大木の手札は《不許可/Disallow(AER)》2、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》と強い。
この《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》こそ《至高の意志/Supreme Will(HOU)》するが、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》2号機が通ってしまう。
新木のコントロールする《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》は強力だが、カードの性質上ライフを犠牲にする。クロックのない状況であればいくらでも引くことができるが、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》の2点が重く伸し掛かる。
新木は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で解決策を探すがなく、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》のような場の驚異のみに絞り大木は対処していく。
新木が《強迫/Duress(XLN)》で見た大木の手札は《不許可/Disallow(AER)》2枚、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》、《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》。《不許可/Disallow(AER)》を1枚捨てさせるが、まだ2枚のカウンターが控える。
新木はカウンターを使わせるために《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をキャストし、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》、《不許可/Disallow(AER)》と打ちあう。ここまでは予定調和だ。
しかし次に大木がキャストしたのが《不許可/Disallow(AER)》ではなく《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》であったことで、クロックが増え、新木のライフは0を割った。
新木 0-2 大木
3回戦では、地元群馬に住みながら“Hareruya Hopes”として活動するブロンズ・レベル・プロ、群馬住みますHopesの大木と、主催であるコミかる堂でマジックに勤しむ新木の2人の対戦をお届けしよう。
:ゲーム1
互いに《島/Island(RIX)》と《沼/Swamp(RIX)》。古よりコントロール色の強い2色がセットされる、予感は違わず、ドローゴーを繰り返す。
新木には《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit(XLN)》もあり、《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》を匂わすグリクシスカラーではあるが。
先ずは大木が仕掛ける。5ターン目に3マナ残しながら《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》をキャストし、これが通る。
次は3マナ浮かせて《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》。大木は《至高の意志/Supreme Will(HOU)》を強く意識してプレイしている。
新木は大木のマナの残し方から《至高の意志/Supreme Will(HOU)》がカウンターの意味をなさないことがわかると、ドローモードでプレイする。
ドローゴーを繰り返しているだけだが、場にある《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》は大木のみ。それが《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》へ変身することで質だけではなく、枚数でも差がつき始める。
新木は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で引きますそうとするが、ハンドアドバンテージをカードアドバンテージへと変換すべく、大木は《不許可/Disallow(AER)》。
新木も《不許可/Disallow(AER)》をキャストするが、大木はここが勝負とタップアウトで《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を召喚し、《不許可/Disallow(AER)》を再利用。見事《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》を打ち消すことに成功する。
好事魔多し。新木はフルタップすると《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》をキャストし、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を破壊する。
大木の手札に、この巨大なPWを除去できるカードはない。6マナを残し《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚し、リアクション状態でターンを返す。
荒木は《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》の能力で手札を2枚捨てさせた後、《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》へ。
大木はタップアウトすることを嫌い、手札から《不許可/Disallow(AER)》でカウンターする。
4マナを前に新木は悩む。何が最適解か。どうすれば《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》は残るのか。
結果カウンターを受け入り、エンド時に2枚の《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning(KLD)》をキャストし、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》が手札へ戻る効果をラグらせる。
大木は《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》を起動するが、《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》はなく《不許可/Disallow(AER)》を手札に加える。
PWはターンがあればあるほど支配的になり、《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》ともなればその支配力は圧倒的だ。
大木の手札を捨てさせ、一方で自身は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で手札を増やす。
大木は少ない手札から《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を選択し、カウンターのバックアップの元通すが、新木は《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》の能力で手札を使わずに大木のライブラリーから《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を見事捲り、キャストする。
大木も《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》で《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》を対象にするが、今度は新木の手札から《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》がキャストされ、墓地から《不許可/Disallow(AER)》されてします。
《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》と新木の場は圧倒的である。
それでも、それでも《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》ならどうにかしてくれると一塁の望みをかけ《水没遺跡、アズカンタ/Azcanta, the Sunken Ruin(XLN)》を起動すると、求めていた《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》が。そのまま《王神、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, God-Pharaoh(HOU)》へキャストする。
続く大木のドローは2枚目の《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》。これを《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》のバックアップの元通すと、ライフこそ6と少ないものの、盤面の平定に成功する。
そしてゲームを決める《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》へ。
大木に手札はない。しかしたんまりと肥えた墓地には、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》とカウンター呪文が眠っている。
この先一切の呪文が解決しないこと理解すると、新木は投了を宣言した。
新木 0-1 大木
:ゲーム2
新木は《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》、大木は《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》とドローエンジンを用意するが、クリチャーは対処されやすく、事実《削剥/Abrade(HOU)》されてしまう。
しかし、ここで力強く大木が場に出すのは《アズカンタの探索/Search for Azcanta(XLN)》。どちらも除去不可能なドローエンジンを用意することとなる。
タップアウトの隙を狙い、新木は《失われた遺産/Lost Legacy(KLD)》で《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》を根こそぎにするが、大木の手札は《不許可/Disallow(AER)》2、《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》と強い。
この《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》こそ《至高の意志/Supreme Will(HOU)》するが、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》2号機が通ってしまう。
新木のコントロールする《アルゲールの断血/Arguel’s Blood Fast(XLN)》は強力だが、カードの性質上ライフを犠牲にする。クロックのない状況であればいくらでも引くことができるが、《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》の2点が重く伸し掛かる。
新木は《天才の片鱗/Glimmer of Genius(KLD)》で解決策を探すがなく、《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》のような場の驚異のみに絞り大木は対処していく。
新木が《強迫/Duress(XLN)》で見た大木の手札は《不許可/Disallow(AER)》2枚、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》、《渇望の時/Moment of Craving(RIX)》。《不許可/Disallow(AER)》を1枚捨てさせるが、まだ2枚のカウンターが控える。
新木はカウンターを使わせるために《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》をキャストし、《本質の散乱/Essence Scatter(AKH)》、《不許可/Disallow(AER)》と打ちあう。ここまでは予定調和だ。
しかし次に大木がキャストしたのが《不許可/Disallow(AER)》ではなく《奔流の機械巨人/Torrential Gearhulk(KLD)》であったことで、クロックが増え、新木のライフは0を割った。
新木 0-2 大木
By Yohei Tomizawa
群馬県で唯一のプレミアムトーナメント『GUNMA CHAMPION SHIPS 2018 winter』は今回で4回目、県内外から71名ものプレイヤーが参加している。
今回のフォーマットはスタンダード。『イクサランの相克』、禁止カードにより大きく環境は変化している。
新しい環境を、新しいデッキで、『M:tG群馬CS』を制するのは誰か。
1回戦でフィーチャーするのは、先日行われたプロツアー『イクサランの相克』参加した難波と地元伊勢崎の池田。
大切な初戦を勝利で飾るのは、どちらのプレイヤーか。
:ゲーム1
先手は難波。《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》を皮切りに《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》とクロックを増やしていく。
池田は《沼/Swamp(RIX)》、《森/Forest(RIX)》と置き3枚目は《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》。未だに動けない。
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》から《島/Island(RIX)》をフェッチし《禁制品の黒幕/Contraband Kingpin(KLD)》をブロッカーに立てるが、そこへ《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》がキャストされると、池田のライフは0を割った。
難波 1-0 池田
:ゲーム2
先手は池田へと移るが、ゲームを動かすのは難波だ。《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》で早くも1点。
ここで池田は《強迫/Duress(XLN)》をキャストし、難波の手札から《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》の内1枚を捨てさせる。
安全確認を経て召喚するのは《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》。さらに《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》し、盤面は裁きカウンターを匂わす青マナを立てターンを返す。
難波も《否認/Negate(RIX)》を考え、先に《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》から。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》は4点のダメージを与えるが、難波が《イフニルの死界/Ifnir Deadlands(HOU)》で《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》を除去した隙に、池田も《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》で除去。
互いにクロックがなくなってしまうとプレッシャーをかけるべく《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャストするが、待ってましたと《至高の意志/Supreme Will(HOU)》。
盤面に何もなく、ライフも十分にある状況で池田は《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚する。
《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》を《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》し、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》の能力で釣り上げると一気に9点。
最後のドローが土地であると確認すると、難波はカードを片付けた。
難波 1-1 池田
:ゲーム3
難波にしては珍しく1ターン目にクリーチャーを出さずにエンド。しかし2ターン目から《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》が走り、《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》はなく2点。
3ターン目にはクリーチャーではなく《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》を追加する。
池田は《至高の意志/Supreme Will(HOU)》を匂わす3色をそろえ、ドローゴー。
難波は《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》を《至高の意志/Supreme Will(HOU)》されるが、セット4マナから釣り上げ《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》へ搭乗し5点。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》こそ《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》するが、脇からの6点クロックが止まらない。
池田は土地をサイクリングし《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn(AER)》を壁として置くが、難波はこの隙を見逃さない。
《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》が督励で走り抜ける残ライフは2。
池田は土地だらけの手札を公開し、投了の代わりとした。
難波 2-1 池田
群馬県で唯一のプレミアムトーナメント『GUNMA CHAMPION SHIPS 2018 winter』は今回で4回目、県内外から71名ものプレイヤーが参加している。
今回のフォーマットはスタンダード。『イクサランの相克』、禁止カードにより大きく環境は変化している。
新しい環境を、新しいデッキで、『M:tG群馬CS』を制するのは誰か。
1回戦でフィーチャーするのは、先日行われたプロツアー『イクサランの相克』参加した難波と地元伊勢崎の池田。
大切な初戦を勝利で飾るのは、どちらのプレイヤーか。
:ゲーム1
先手は難波。《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》を皮切りに《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》、《ピア・ナラー/Pia Nalaar(KLD)》とクロックを増やしていく。
池田は《沼/Swamp(RIX)》、《森/Forest(RIX)》と置き3枚目は《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》。未だに動けない。
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》から《島/Island(RIX)》をフェッチし《禁制品の黒幕/Contraband Kingpin(KLD)》をブロッカーに立てるが、そこへ《無許可の分解/Unlicensed Disintegration(KLD)》がキャストされると、池田のライフは0を割った。
難波 1-0 池田
:ゲーム2
先手は池田へと移るが、ゲームを動かすのは難波だ。《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》で早くも1点。
ここで池田は《強迫/Duress(XLN)》をキャストし、難波の手札から《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》の内1枚を捨てさせる。
安全確認を経て召喚するのは《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》。さらに《ボーマットの急使/Bomat Courier(KLD)》を《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》し、盤面は裁きカウンターを匂わす青マナを立てターンを返す。
難波も《否認/Negate(RIX)》を考え、先に《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》から。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》は4点のダメージを与えるが、難波が《イフニルの死界/Ifnir Deadlands(HOU)》で《光袖会の収集者/Glint-Sleeve Siphoner(AER)》を除去した隙に、池田も《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》を《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》で除去。
互いにクロックがなくなってしまうとプレッシャーをかけるべく《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》をキャストするが、待ってましたと《至高の意志/Supreme Will(HOU)》。
盤面に何もなく、ライフも十分にある状況で池田は《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》を召喚する。
《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》を《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》し、《スカラベの神/The Scarab God(HOU)》の能力で釣り上げると一気に9点。
最後のドローが土地であると確認すると、難波はカードを片付けた。
難波 1-1 池田
:ゲーム3
難波にしては珍しく1ターン目にクリーチャーを出さずにエンド。しかし2ターン目から《地揺すりのケンラ/Earthshaker Khenra(HOU)》が走り、《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》はなく2点。
3ターン目にはクリーチャーではなく《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》を追加する。
池田は《至高の意志/Supreme Will(HOU)》を匂わす3色をそろえ、ドローゴー。
難波は《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》を《至高の意志/Supreme Will(HOU)》されるが、セット4マナから釣り上げ《霊気圏の収集艇/Aethersphere Harvester(AER)》へ搭乗し5点。
《再燃するフェニックス/Rekindling Phoenix(RIX)》こそ《ヴラスカの侮辱/Vraska’s Contempt(XLN)》するが、脇からの6点クロックが止まらない。
池田は土地をサイクリングし《才気ある霊基体/Gifted Aetherborn(AER)》を壁として置くが、難波はこの隙を見逃さない。
《栄光をもたらすもの/Glorybringer(AKH)》が督励で走り抜ける残ライフは2。
池田は土地だらけの手札を公開し、投了の代わりとした。
難波 2-1 池田
素人がバスターを考える
2018年2月8日 デュエル・マスターズ 偶然にもバスターについて触れる機会があったので、メモ程度ではあるが簡単にまとめたいと思う。
そもそも《モルトNEXT》で見たカードであるが、入れ替えたりごちゃごちゃして、よくわからなかった。
バスターって、なんやねん!?
◆カード紹介
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
火/自然文明(8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
革命チェンジ-火または自然のコスト5以上のドラゴン
自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
T・ブレイカー
ファイナル革命-このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストの合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
◆アーキタイプ
バスター系のデッキは、デッキ名にもなっている《蒼き団長 ドギラゴン剣》を場に出し、ファイナル革命により打点を追加することで、一気に決めるものである。理想としては《勝利のアパッチ・ウララー》に繋げることで、超次元ゾーンから出すクリーチャーと合わせ一気にダイレクトアタックを決める。
ただし、一口にバスターといっても様々な組み合わせがあり、戦略も多彩である。
今回は自分が知る限りのものであるが簡易に述べたい。
・5c
《アクアン・メルカトール》という強力なドローサポート、《Mの悪魔龍 リンネビーナス》というリカバリー手段、「単騎ラフルル」という鉄壁の防御を兼ね備えた安定性の高いもの。
・霊峰
多色クリーチャーチューターである《次元の霊峰》によるシルバーバレット戦略を内包しており、相手に合わせピンポイントでメタカードを使用できる柔軟性が魅力。《超次元 ムシャ・ホール》による超次元活用あり。
・クローシス
《Dの博才サイバーダイス・ベガス》による強固な守りが特徴。先日殿堂入りが発表された《超次元 ガロウズ・ホール》は相性抜群!自然文明による(2)コストのマナ加速こそないものの、《リロード・チャージャー》が3→5の動きを実現しています。こちらも「単騎ラフルル」採用。
・赤青
《“龍装”チュリス 》をB・A・D2により3ターン目に召喚、そのままバスターに繋げるスピードが売り。5ターン以内に勝負を決めるため、《月光電人オボロカゲロウ》《プラチナ・ワルスラS》といった打点兼ドロー手段が採用されている。
◆結びに
バスターと一口に言っても、本当にたくさんの組み合わせがある。成長やら赤黒と調べている内に発見したものもあるが、今回は割愛。
殿堂の影響も少なく、今後も活躍が見込まれるため、要練習!
そもそも《モルトNEXT》で見たカードであるが、入れ替えたりごちゃごちゃして、よくわからなかった。
バスターって、なんやねん!?
◆カード紹介
《蒼き団長 ドギラゴン剣》
火/自然文明(8)
クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍/ハムカツ団 13000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
革命チェンジ-火または自然のコスト5以上のドラゴン
自分の多色クリーチャーすべてに「スピードアタッカー」を与える。
T・ブレイカー
ファイナル革命-このクリーチャーが「革命チェンジ」によってバトルゾーンに出た時、そのターン中に他の「ファイナル革命」をまだ使っていなければ、コストの合計が6以下になるよう、進化ではない多色クリーチャーを好きな数、自分のマナゾーンまたは手札から選び、バトルゾーンに出す。
◆アーキタイプ
バスター系のデッキは、デッキ名にもなっている《蒼き団長 ドギラゴン剣》を場に出し、ファイナル革命により打点を追加することで、一気に決めるものである。理想としては《勝利のアパッチ・ウララー》に繋げることで、超次元ゾーンから出すクリーチャーと合わせ一気にダイレクトアタックを決める。
ただし、一口にバスターといっても様々な組み合わせがあり、戦略も多彩である。
今回は自分が知る限りのものであるが簡易に述べたい。
・5c
《アクアン・メルカトール》という強力なドローサポート、《Mの悪魔龍 リンネビーナス》というリカバリー手段、「単騎ラフルル」という鉄壁の防御を兼ね備えた安定性の高いもの。
・霊峰
多色クリーチャーチューターである《次元の霊峰》によるシルバーバレット戦略を内包しており、相手に合わせピンポイントでメタカードを使用できる柔軟性が魅力。《超次元 ムシャ・ホール》による超次元活用あり。
・クローシス
《Dの博才サイバーダイス・ベガス》による強固な守りが特徴。先日殿堂入りが発表された《超次元 ガロウズ・ホール》は相性抜群!自然文明による(2)コストのマナ加速こそないものの、《リロード・チャージャー》が3→5の動きを実現しています。こちらも「単騎ラフルル」採用。
・赤青
《“龍装”チュリス 》をB・A・D2により3ターン目に召喚、そのままバスターに繋げるスピードが売り。5ターン以内に勝負を決めるため、《月光電人オボロカゲロウ》《プラチナ・ワルスラS》といった打点兼ドロー手段が採用されている。
◆結びに
バスターと一口に言っても、本当にたくさんの組み合わせがある。成長やら赤黒と調べている内に発見したものもあるが、今回は割愛。
殿堂の影響も少なく、今後も活躍が見込まれるため、要練習!
素人が殿堂を考える
2018年2月7日 デュエル・マスターズ 先日【デュエル・マスターズ】において殿堂入り(禁止カード)が発表された。
正直に言って、どのカードがどれほどヤバイのか、正確には把握していない。
どのカードもそれなりの強さがあるには違いないが、如何せん私は【デュエル・マスターズ】のズブの素人なのだから。
その中で1枚だけ目に留まったカードがある。
《単騎連射 マグナム》だ。
これまで2度のCSで使用した赤青バイクに4枚投入されていたカード。
強い強いといわれながら、相手のカードが余りわからず、イマイチ強さを実感できなかったカード(相手は悶絶してました)。
殿堂施行まで一ヶ月弱と迫った今、改めてこのカードの強さについて考えたいと思う。
◆カード紹介
《単騎連射 マグナム》
火文明(3)
クリーチャー:アウトレイジ 3000
自分のターン中に、相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのクリーチャーはバトルゾーンにのかわりに持ち主の墓地に置かれる。
◆効果的場面
簡単にいうと、自分のターン中にクリーチャーは出されないよ!ということ。S・トリガー持ち、ニンジャ・ストライクに対するアンチテーゼとなっている。
S・トリガー内蔵のクリーチャーなんて数多くいるため、これ1枚で対応できると思えば非常に強い。強いが、、、
問題は自分のターンに相手がクリーチャーを出すということ。つまりはS・トリガーを発動されている状況。
そうシールドを積極的にブレイクしていくことが肯定されるカードなのだ。
火文明で積極的にブレイクしていくとすると、バイクやビートジョッキー、罰怒ブランドなどが思い浮かぶ。
残念ながら呪文に対する耐性こそないが、攻撃完遂を補助するには十分な性能ではないか。
なるほど強い。
◆比較
似たようなカードはいくつかあるだろうが、自分としてはこの1枚が対象として適切(他知らん)だと思われる。
《絶対の畏れ 防鎧》
光文明(3)
メタリカ 3500
相手が自身のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出した時、相手はそれを山札の一番下に置く。
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって自分の手札は捨てられない。
色こそ違うものの同じ3マナ域であり、赤青、赤白という2色のバイクのメタカード的立ち位置にある。防鎧はハンデス強いおまけ付き。
2つの能力があり、パワーも勝る、なら防鎧の方がいいじゃん!!
とは簡単にいかないのが、【デュエル・マスターズ】。
以下に簡単に比較してみます。
・マグナムの優位点
メインカラーのカード
S・トリガー持ちクリーチャー封じ
置換効果のため、「~がバトルゾーンに出た時~」を誘発させない(そもそも場に出ない)
事故の観点からも安定して使用できる。折角のメタカードが手札で眠ってしまっては意味がない。攻撃札であるバイクへスムーズに繋げるためにも、3ターン目に是非とも召喚しておきたい。
トリガー系のCip効果を完全に封じ込める。ブッロカーも出すことを許さない。
・防鎧の優位点
・コスト踏み倒し封じ。《フェアリー・ギフト》《スクランブル・チェンジ》、ファイナル革命、侵略等。主に相手の行動に制限をかける。
・S・トリガー持ちクリーチャーに関しても本体自体を対処することはできる。が、「~がバトルゾーンに出た時~」は効果を発揮してしまう。
2色目であることが最大のネック。召喚するために十分な枚数の色マナは用意されているが、それでもあり得なくはない。
相手の踏み倒し、場合によりトリガー系も召喚を許さないが、Cip効果は誘発してしまう。そのためトリガー数によってはブレイク完遂ができないことも。
両者とも強力なカードであることは間違いないが、火文明系の速攻デッキでは、やはり《単騎連射 マグナム》が使い易く優れているように思える。
◆結びに
《単騎連射 マグナム》の殿堂入りによって、ブレイク時の安全性は大きく低下することになる。
これまで《単騎連射 マグナム》を使用していたデッキは、代わりのカードを見つけるか、諦めるかの二択を迫られている。
デッキの核となるカードではないため、デッキ自体の死滅には至らないと思うが、《単騎連射 マグナム》亡き後、デッキのアイデンティティーをどこまで継続できるか。
今後のCSに注目していきたい(自分ではわからないため)。
※ 追記予定地、追記済み
正直に言って、どのカードがどれほどヤバイのか、正確には把握していない。
どのカードもそれなりの強さがあるには違いないが、如何せん私は【デュエル・マスターズ】のズブの素人なのだから。
その中で1枚だけ目に留まったカードがある。
《単騎連射 マグナム》だ。
これまで2度のCSで使用した赤青バイクに4枚投入されていたカード。
強い強いといわれながら、相手のカードが余りわからず、イマイチ強さを実感できなかったカード(相手は悶絶してました)。
殿堂施行まで一ヶ月弱と迫った今、改めてこのカードの強さについて考えたいと思う。
◆カード紹介
《単騎連射 マグナム》
火文明(3)
クリーチャー:アウトレイジ 3000
自分のターン中に、相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのクリーチャーはバトルゾーンにのかわりに持ち主の墓地に置かれる。
◆効果的場面
簡単にいうと、自分のターン中にクリーチャーは出されないよ!ということ。S・トリガー持ち、ニンジャ・ストライクに対するアンチテーゼとなっている。
S・トリガー内蔵のクリーチャーなんて数多くいるため、これ1枚で対応できると思えば非常に強い。強いが、、、
問題は自分のターンに相手がクリーチャーを出すということ。つまりはS・トリガーを発動されている状況。
そうシールドを積極的にブレイクしていくことが肯定されるカードなのだ。
火文明で積極的にブレイクしていくとすると、バイクやビートジョッキー、罰怒ブランドなどが思い浮かぶ。
残念ながら呪文に対する耐性こそないが、攻撃完遂を補助するには十分な性能ではないか。
なるほど強い。
◆比較
似たようなカードはいくつかあるだろうが、自分としてはこの1枚が対象として適切(他知らん)だと思われる。
《絶対の畏れ 防鎧》
光文明(3)
メタリカ 3500
相手が自身のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを出した時、相手はそれを山札の一番下に置く。
相手の呪文の効果またはクリーチャーの能力によって自分の手札は捨てられない。
色こそ違うものの同じ3マナ域であり、赤青、赤白という2色のバイクのメタカード的立ち位置にある。防鎧はハンデス強いおまけ付き。
2つの能力があり、パワーも勝る、なら防鎧の方がいいじゃん!!
とは簡単にいかないのが、【デュエル・マスターズ】。
以下に簡単に比較してみます。
・マグナムの優位点
メインカラーのカード
S・トリガー持ちクリーチャー封じ
置換効果のため、「~がバトルゾーンに出た時~」を誘発させない(そもそも場に出ない)
事故の観点からも安定して使用できる。折角のメタカードが手札で眠ってしまっては意味がない。攻撃札であるバイクへスムーズに繋げるためにも、3ターン目に是非とも召喚しておきたい。
トリガー系のCip効果を完全に封じ込める。ブッロカーも出すことを許さない。
・防鎧の優位点
・コスト踏み倒し封じ。《フェアリー・ギフト》《スクランブル・チェンジ》、ファイナル革命、侵略等。主に相手の行動に制限をかける。
・S・トリガー持ちクリーチャーに関しても本体自体を対処することはできる。が、「~がバトルゾーンに出た時~」は効果を発揮してしまう。
2色目であることが最大のネック。召喚するために十分な枚数の色マナは用意されているが、それでもあり得なくはない。
相手の踏み倒し、場合によりトリガー系も召喚を許さないが、Cip効果は誘発してしまう。そのためトリガー数によってはブレイク完遂ができないことも。
両者とも強力なカードであることは間違いないが、火文明系の速攻デッキでは、やはり《単騎連射 マグナム》が使い易く優れているように思える。
◆結びに
《単騎連射 マグナム》の殿堂入りによって、ブレイク時の安全性は大きく低下することになる。
これまで《単騎連射 マグナム》を使用していたデッキは、代わりのカードを見つけるか、諦めるかの二択を迫られている。
デッキの核となるカードではないため、デッキ自体の死滅には至らないと思うが、《単騎連射 マグナム》亡き後、デッキのアイデンティティーをどこまで継続できるか。
今後のCSに注目していきたい(自分ではわからないため)。
※ 追記予定地、追記済み
週末ヒロインへの道・① 「週末ヒロイン、なります!」
2018年2月1日 週末ヒロイン 私の夢は週末ヒロイン☆ミ
週末ヒロインになるために仕事が終われば、ボイストレーニングに始まり、歌に、ダンスに、果ては体力作りの筋トレの日々。
勿論週末ヒロインとしての自覚を持つことも大切だけれど、意識だけでは絶対に超えられない壁がある。
そう、プロは実力の世界。
周囲が何と言おうが、自分の実力は本人には悲しいくらいわかってしまう。
諦めるか、続けるか。選択肢は本人にしかない。
諦めることは、簡単だ。歩みを止めればいい。最初は落ち着かなさや悔しさがこみ上げてくるが、大丈夫。すぐ楽になれる。
惰性という言葉に身を任せ、自堕落に生きればいい。幸せになれる。
続けることは、若しくは、再開することは、茨の道だ。できない。できない。できたこともできない。
何の役に立つのか全くわからない、そんな小さな積み重ねを、また、一つ一つ続けるのか。
時には苦しくて、逃げ出したいこともある。実際よく逃げる。
現実から目を背けてしまうことも多い。
でもその安らぎは、一時凌ぎでしかない。
現実は、非常である。
今日努力できない者に、明日はやってこない。
だが、どんなに小さくても、踏み出した一歩が明日へと繋がる。
これは、私の、はじめの一歩。
「週末ヒロイン、なります!」
週末ヒロインになるために仕事が終われば、ボイストレーニングに始まり、歌に、ダンスに、果ては体力作りの筋トレの日々。
勿論週末ヒロインとしての自覚を持つことも大切だけれど、意識だけでは絶対に超えられない壁がある。
そう、プロは実力の世界。
周囲が何と言おうが、自分の実力は本人には悲しいくらいわかってしまう。
諦めるか、続けるか。選択肢は本人にしかない。
諦めることは、簡単だ。歩みを止めればいい。最初は落ち着かなさや悔しさがこみ上げてくるが、大丈夫。すぐ楽になれる。
惰性という言葉に身を任せ、自堕落に生きればいい。幸せになれる。
続けることは、若しくは、再開することは、茨の道だ。できない。できない。できたこともできない。
何の役に立つのか全くわからない、そんな小さな積み重ねを、また、一つ一つ続けるのか。
時には苦しくて、逃げ出したいこともある。実際よく逃げる。
現実から目を背けてしまうことも多い。
でもその安らぎは、一時凌ぎでしかない。
現実は、非常である。
今日努力できない者に、明日はやってこない。
だが、どんなに小さくても、踏み出した一歩が明日へと繋がる。
これは、私の、はじめの一歩。
「週末ヒロイン、なります!」
気がつけば1月もほぼ終わり、ここでやっと新年のご挨拶。
年末は、sai、カヲルと晴れる屋で3人チーム構築に参加し、グリクシスデスシャドウで個人4-1、チーム3-2。久しぶりのマジック楽しんで、いつもどおり楽しいお酒でよい締めくくりに。
年始は、ゆう、あおやぎとバトコロ柏で3人チーム構築に参加し、赤青バイクで個人1-4、チーム3-2。ハンデス×2に泣かされている間、二人もハンデスでモルネク×2を踏みつつも、しっかり倒していた。
例年と違い、デュエマでのカード初めとなりましたが、今年もお気楽にいきたいと思います。
今年の目標は、週末ヒロインです。
年末は、sai、カヲルと晴れる屋で3人チーム構築に参加し、グリクシスデスシャドウで個人4-1、チーム3-2。久しぶりのマジック楽しんで、いつもどおり楽しいお酒でよい締めくくりに。
年始は、ゆう、あおやぎとバトコロ柏で3人チーム構築に参加し、赤青バイクで個人1-4、チーム3-2。ハンデス×2に泣かされている間、二人もハンデスでモルネク×2を踏みつつも、しっかり倒していた。
例年と違い、デュエマでのカード初めとなりましたが、今年もお気楽にいきたいと思います。
今年の目標は、週末ヒロインです。
『イクサランの相克』プレリリースパーティー深夜の部も終わり、締めくくりに3-0デッキリストと一言コメントをお届けします。
※ 青色は『イクサランの相克』になります。
◆カワカミ シンタロウ/青緑+赤白
●土地
《島/Island(RIX)》×7
《森/Forest(RIX)》×6
《山/Mountain(RIX)》×3
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》
●クリーチャー
《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》
《見習い形成師/Shaper Apprentice(XLN)》
《アゾカンの射手/Atzocan Archer(XLN)》
《ティシャーナの道探し/Tishana’s Wayfinder(XLN)》
《自然形成師/Shapers of Nature(XLN)》
《皇帝の先兵/Emperor’s Vanguard(XLN)》
《風雲艦隊の紅蓮術士/Storm Fleet Pyromancer(XLN)》
《銀エラの達人/Silvergill Adept(RIX)》
《マーフォークの霧縛り/Merfolk Mistbinder(RIX)》
《ジャングル生まれの開拓者/Jungleborn Pioneer(RIX)》
《川守りの先駆け/Forerunner of the Heralds(RIX)》
《海底の神託者/Seafloor Oracle(RIX)》
《鉄面連合の掠め取り/Brazen Freebooter(RIX)》
《怒り狂うレギサウルス/Raging Regisaur(RIX)》
《黄金の守護者/Golden Guardian(RIX)》
《鬱蒼たるアルマサウルス/Overgrown Armasaur(RIX)》
《急流の魂/Soul of the Rapids(RIX)》
《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity(RIX)》
●呪文
《もぎ取り刃/Prying Blade(XLN)》
《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
《水結び/Waterknot(RIX)》
《反逆/Mutiny(RIX)》
「《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity(RIX)》強い(出たのは最後だけですが、勝因だそうです。)!マーフォークが多く、ロードもいたので戦闘を有利に運べました。」
◆マツシタ マサヨシ/緑黒+白
●土地
《森/Forest(RIX)》×7
《沼/Swamp(RIX)》×5
《平地/Plains(RIX)》×3
《未知の岸/Unknown Shores(XLN)》
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》
●クリーチャー
《立ち枯れの守り手/Blight Keeper(XLN)》
《軍団の征服者/Legion Conquistador(XLN)》
《開花のドライアド/Blossom Dryad(XLN)》
《凶兆艦隊の毒殺者/Dire Fleet Poisoner(RIX)》
《屈強な古参兵/Hardy Veteran(RIX)》
《金林の追跡者/Giltgrove Stalker(RIX)》
《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot(RIX)》
《軍団の征服者/Legion Conquistador(RIX)》
《ジャングルの化け蔓/Jungle Creeper(RIX)》
《薄暮薔薇、エレンダ/Elenda, the Dusk Rose(RIX)》
《吸血鬼の亡霊/Vampire Revenant(RIX)》
《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra(RIX)》
《カコフォドン/Cacophodon(RIX)》
《冠羽の群れ使い/Crested Herdcaller(RIX)》
《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad(RIX)》
《鬱蒼たるアルマサウルス/Overgrown Armasaur(RIX)》
●呪文
《小綺麗なスクーナー船/Sleek Schooner(XLN)》
《新たな地平/New Horizons(XLN)》
《襲撃/Pounce(XLN)》
《卑怯な行為/Skulduggery(XLN)》
《群れの力/Strength of the Pack(RIX)》
《攻撃的衝動/Aggressive Urge(RIX)》
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》
「《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad(RIX)》が兎に角強かった。《軋み森のしもべ/Creakwood Liege(EVE)》かそれ以上のカードですね!」
如何だっただろうか。今度は是非、あなた自身の目で『イクサランの相克』を楽しんで欲しい。
それでは、また、次のプレリで。
※ 青色は『イクサランの相克』になります。
◆カワカミ シンタロウ/青緑+赤白
●土地
《島/Island(RIX)》×7
《森/Forest(RIX)》×6
《山/Mountain(RIX)》×3
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》
●クリーチャー
《大物群れの操り手/Drover of the Mighty(XLN)》
《見習い形成師/Shaper Apprentice(XLN)》
《アゾカンの射手/Atzocan Archer(XLN)》
《ティシャーナの道探し/Tishana’s Wayfinder(XLN)》
《自然形成師/Shapers of Nature(XLN)》
《皇帝の先兵/Emperor’s Vanguard(XLN)》
《風雲艦隊の紅蓮術士/Storm Fleet Pyromancer(XLN)》
《銀エラの達人/Silvergill Adept(RIX)》
《マーフォークの霧縛り/Merfolk Mistbinder(RIX)》
《ジャングル生まれの開拓者/Jungleborn Pioneer(RIX)》
《川守りの先駆け/Forerunner of the Heralds(RIX)》
《海底の神託者/Seafloor Oracle(RIX)》
《鉄面連合の掠め取り/Brazen Freebooter(RIX)》
《怒り狂うレギサウルス/Raging Regisaur(RIX)》
《黄金の守護者/Golden Guardian(RIX)》
《鬱蒼たるアルマサウルス/Overgrown Armasaur(RIX)》
《急流の魂/Soul of the Rapids(RIX)》
《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity(RIX)》
●呪文
《もぎ取り刃/Prying Blade(XLN)》
《焦熱の連続砲撃/Fiery Cannonade(XLN)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
《水結び/Waterknot(RIX)》
《反逆/Mutiny(RIX)》
「《原初の災厄、ザカマ/Zacama, Primal Calamity(RIX)》強い(出たのは最後だけですが、勝因だそうです。)!マーフォークが多く、ロードもいたので戦闘を有利に運べました。」
◆マツシタ マサヨシ/緑黒+白
●土地
《森/Forest(RIX)》×7
《沼/Swamp(RIX)》×5
《平地/Plains(RIX)》×3
《未知の岸/Unknown Shores(XLN)》
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》
●クリーチャー
《立ち枯れの守り手/Blight Keeper(XLN)》
《軍団の征服者/Legion Conquistador(XLN)》
《開花のドライアド/Blossom Dryad(XLN)》
《凶兆艦隊の毒殺者/Dire Fleet Poisoner(RIX)》
《屈強な古参兵/Hardy Veteran(RIX)》
《金林の追跡者/Giltgrove Stalker(RIX)》
《薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot(RIX)》
《軍団の征服者/Legion Conquistador(RIX)》
《ジャングルの化け蔓/Jungle Creeper(RIX)》
《薄暮薔薇、エレンダ/Elenda, the Dusk Rose(RIX)》
《吸血鬼の亡霊/Vampire Revenant(RIX)》
《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra(RIX)》
《カコフォドン/Cacophodon(RIX)》
《冠羽の群れ使い/Crested Herdcaller(RIX)》
《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad(RIX)》
《鬱蒼たるアルマサウルス/Overgrown Armasaur(RIX)》
●呪文
《小綺麗なスクーナー船/Sleek Schooner(XLN)》
《新たな地平/New Horizons(XLN)》
《襲撃/Pounce(XLN)》
《卑怯な行為/Skulduggery(XLN)》
《群れの力/Strength of the Pack(RIX)》
《攻撃的衝動/Aggressive Urge(RIX)》
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》
「《若葉のドライアド/Tendershoot Dryad(RIX)》が兎に角強かった。《軋み森のしもべ/Creakwood Liege(EVE)》かそれ以上のカードですね!」
如何だっただろうか。今度は是非、あなた自身の目で『イクサランの相克』を楽しんで欲しい。
それでは、また、次のプレリで。
『イクサランの相克』プレリリースパーティー深夜の部も終わり、締めくくりに3-0デッキリストと一言コメントをお届けします。
※ 青色は『イクサランの相克』になります。
◆栗原 秀太/白青
●土地
《平地/Plains(RIX)》×8
《島/Island(RIX)》×9
●クリーチャー
《猛竜の相棒/Raptor Companion(XLN)》
《難破船あさり/Shipwreck Looter(XLN)》
《見習い形成師/Shaper Apprentice(XLN)》
《駆り立てる僧侶/Inspiring Cleric(XLN)》
《水罠織り/Watertrap Weaver(XLN)》
《源流の歩哨/Headwater Sentries(XLN)》
《霧まといの川守り/Mist-Cloaked Herald(RIX)》
《猛竜の相棒/Raptor Companion(RIX)》
《煌めく障壁/Gleaming Barrier(RIX)》
《歓喜する空渡り/Exultant Skymarcher(RIX)》
《川の急航者/River Darter(RIX)》
《太陽冠のプテロドン/Sun-Crested Pterodon(RIX)》
《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》×2
●呪文
《繁雑な火炎砲/Elaborate Firecannon(XLN)》
《不可解な終焉/Baffling End(RIX)》
《神聖なる評決/Divine Verdict(RIX)》
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》
《浄化の光/Cleansing Ray(RIX)》
《粉砕する潮流/Crashing Tide(RIX)》×2
《水中からの侵略/Aquatic Incursion(RIX)》
《黄金都市の秘密/Secrets of the Golden City(RIX)》
「《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》付きの《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》は強すぎた!6/6飛行は止まらない!」
◆シンドウ ヒロテル/白緑+青
●土地
《平地/Plains(RIX)》×7
《森/Forest(RIX)》×7
《島/Island(RIX)》×3
●クリーチャー
《宿営地の守り手/Encampment Keeper(XLN)》
《翡翠の守護者/Jade Guardian(XLN)》
《プテロドンの騎士/Pterodon Knight(XLN)》
《輝くエアロサウルス/Shining Aerosaur(XLN)》
《巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmaw(XLN)》
《太陽の歩哨/Sun Sentinel(RIX)》×2
《飢えた聖騎士/Famished Paladin(RIX)》
《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth(RIX)》
《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger(RIX)》
《ジャングル生まれの開拓者/Jungleborn Pioneer(RIX)》
《華麗なグリフィン/Resplendent Griffin(RIX)》
《鬱蒼たるアルマサウルス/Overgrown Armasaur(RIX)》
《冠羽の群れ使い/Crested Herdcaller(RIX)》
《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》
《原初の夜明け、ゼタルパ/Zetalpa, Primal Dawn(RIX)》
●呪文
《従者の献身/Squire’s Devotion(RIX)》×2
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》×2
《帰化/Naturalize(RIX)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
《垂直落下/Plummet(RIX)》
「恐竜中心で地上ががっちり止まり、《原初の夜明け、ゼタルパ/Zetalpa, Primal Dawn(RIX)》でフィニッシュできました!飛行クリーチャー対策に《垂直落下/Plummet(RIX)》入れるも出されず、タッチ青するも《華麗なグリフィン/Resplendent Griffin(RIX)》引かず、実質白緑でした(笑)」
◆タカハシ リュウト/白青+緑
●土地
《平地/Plains(RIX)》×5
《島/Island(RIX)》×7
《森/Forest(RIX)》×4
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》
●クリーチャー
《深根の戦士/Deeproot Warrior(XLN)》
《財力ある船乗り/Sailor of Means(XLN)》
《セイレーンの見張り番/Siren Lookout(XLN)》
《裕福な海賊/Prosperous Pirates(XLN)》
《薄暮の殉教者/Martyr of Dusk(RIX)》×2
《太陽の歩哨/Sun Sentinel(RIX)》
《帆凧の海賊/Kitesail Corsair(RIX)》
《戦凧の匪賊/Warkite Marauder(RIX)》
《煌めく障壁/Gleaming Barrier(RIX)》
《川識の占い師/Riverwise Augur(RIX)》
《急流の魂/Soul of the Rapids(RIX)》
《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》
●呪文
《女王の任命/Queen’s Commission(XLN)》
《選択/Opt(XLN)》
《座礁/Run Aground(XLN)》
《水結び/Waterknot(RIX)》×2
《オラーズカからの排斥/Expel from Orazca(RIX)》
《従者の献身/Squire’s Devotion(RIX)》
《神聖なる評決/Divine Verdict(RIX)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
《光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion(RIX)》
「勝因は《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》と《光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion(RIX)》です。《光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion(RIX)》の忠誠度を溜めやすくするためにも2マナ域を多めに構築しました。飛行で殴りきることも多かったです。」
~後編に続く~
※ 青色は『イクサランの相克』になります。
◆栗原 秀太/白青
●土地
《平地/Plains(RIX)》×8
《島/Island(RIX)》×9
●クリーチャー
《猛竜の相棒/Raptor Companion(XLN)》
《難破船あさり/Shipwreck Looter(XLN)》
《見習い形成師/Shaper Apprentice(XLN)》
《駆り立てる僧侶/Inspiring Cleric(XLN)》
《水罠織り/Watertrap Weaver(XLN)》
《源流の歩哨/Headwater Sentries(XLN)》
《霧まといの川守り/Mist-Cloaked Herald(RIX)》
《猛竜の相棒/Raptor Companion(RIX)》
《煌めく障壁/Gleaming Barrier(RIX)》
《歓喜する空渡り/Exultant Skymarcher(RIX)》
《川の急航者/River Darter(RIX)》
《太陽冠のプテロドン/Sun-Crested Pterodon(RIX)》
《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》×2
●呪文
《繁雑な火炎砲/Elaborate Firecannon(XLN)》
《不可解な終焉/Baffling End(RIX)》
《神聖なる評決/Divine Verdict(RIX)》
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》
《浄化の光/Cleansing Ray(RIX)》
《粉砕する潮流/Crashing Tide(RIX)》×2
《水中からの侵略/Aquatic Incursion(RIX)》
《黄金都市の秘密/Secrets of the Golden City(RIX)》
「《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》付きの《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》は強すぎた!6/6飛行は止まらない!」
◆シンドウ ヒロテル/白緑+青
●土地
《平地/Plains(RIX)》×7
《森/Forest(RIX)》×7
《島/Island(RIX)》×3
●クリーチャー
《宿営地の守り手/Encampment Keeper(XLN)》
《翡翠の守護者/Jade Guardian(XLN)》
《プテロドンの騎士/Pterodon Knight(XLN)》
《輝くエアロサウルス/Shining Aerosaur(XLN)》
《巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmaw(XLN)》
《太陽の歩哨/Sun Sentinel(RIX)》×2
《飢えた聖騎士/Famished Paladin(RIX)》
《むら気な長剣歯/Wayward Swordtooth(RIX)》
《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger(RIX)》
《ジャングル生まれの開拓者/Jungleborn Pioneer(RIX)》
《華麗なグリフィン/Resplendent Griffin(RIX)》
《鬱蒼たるアルマサウルス/Overgrown Armasaur(RIX)》
《冠羽の群れ使い/Crested Herdcaller(RIX)》
《罠顎の暴君/Trapjaw Tyrant(RIX)》
《原初の夜明け、ゼタルパ/Zetalpa, Primal Dawn(RIX)》
●呪文
《従者の献身/Squire’s Devotion(RIX)》×2
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》×2
《帰化/Naturalize(RIX)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
《垂直落下/Plummet(RIX)》
「恐竜中心で地上ががっちり止まり、《原初の夜明け、ゼタルパ/Zetalpa, Primal Dawn(RIX)》でフィニッシュできました!飛行クリーチャー対策に《垂直落下/Plummet(RIX)》入れるも出されず、タッチ青するも《華麗なグリフィン/Resplendent Griffin(RIX)》引かず、実質白緑でした(笑)」
◆タカハシ リュウト/白青+緑
●土地
《平地/Plains(RIX)》×5
《島/Island(RIX)》×7
《森/Forest(RIX)》×4
《進化する未開地/Evolving Wilds(RIX)》
●クリーチャー
《深根の戦士/Deeproot Warrior(XLN)》
《財力ある船乗り/Sailor of Means(XLN)》
《セイレーンの見張り番/Siren Lookout(XLN)》
《裕福な海賊/Prosperous Pirates(XLN)》
《薄暮の殉教者/Martyr of Dusk(RIX)》×2
《太陽の歩哨/Sun Sentinel(RIX)》
《帆凧の海賊/Kitesail Corsair(RIX)》
《戦凧の匪賊/Warkite Marauder(RIX)》
《煌めく障壁/Gleaming Barrier(RIX)》
《川識の占い師/Riverwise Augur(RIX)》
《急流の魂/Soul of the Rapids(RIX)》
《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》
●呪文
《女王の任命/Queen’s Commission(XLN)》
《選択/Opt(XLN)》
《座礁/Run Aground(XLN)》
《水結び/Waterknot(RIX)》×2
《オラーズカからの排斥/Expel from Orazca(RIX)》
《従者の献身/Squire’s Devotion(RIX)》
《神聖なる評決/Divine Verdict(RIX)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
《光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion(RIX)》
「勝因は《法をもたらす者、アゾール/Azor, the Lawbringer(RIX)》と《光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion(RIX)》です。《光輝の勇者、ファートリ/Huatli, Radiant Champion(RIX)》の忠誠度を溜めやすくするためにも2マナ域を多めに構築しました。飛行で殴りきることも多かったです。」
~後編に続く~
時は来た!!
『イクサランの相克』を最も早く遊べるイベント、プレリリースパーティーが開催となります!
今回は群馬県のコミかる堂前橋店において開催される『イクサランの相克』プレリリースパーティー深夜の部にお邪魔して、群馬最速『イクサランの相克』情報をお届けします!
いよいよ判明する『イクサランの相克』世界。シールドはどんな環境なのか早速聞いてみよう!
今回協力していただいたのは、先日晴れる屋において開催された『イクサラン』環境名人戦で見事トップ8入賞を果たした伊井 達也(ワールド熊谷)。『イクサラン』と同ブロックでもある『イクサランの相克』、故に彼のシールド構築は必見です!
それでは、
“群馬最速シールドデッキ構築”はっじまーるよー!!
※ 青色は『イクサランの相克』になります。
◆プール◆
●白
《司教の兵士/Bishop’s Soldier(XLN)》
《血潮隊の聖騎士/Paladin of the Bloodstained(XLN)》
《日の出の追求者/Sunrise Seeker(XLN)》
《軍団の裁き/Legion’s Judgment(XLN)》
《若返りの儀式/Ritual of Rejuvenation(XLN)》
《薄暮の殉教者/Martyr of Dusk(RIX)》
《太陽の歩哨/Sun Sentinel(RIX)》
《軍団の征服者/Legion Conquistador(RIX)》
《永暁の勇者/Everdawn Champion(RIX)》
《浄化の光/Cleansing Ray(RIX)》
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》×2
《従者の献身/Squire’s Devotion(RIX)》×2
《光輝の運命/Radiant Destiny(RIX)》
●青
《嵐を変容する者/Storm Sculptor(XLN)》
《危険な航海/Perilous Voyage(XLN)》
《欲望の深み/Depths of Desire(XLN)》
《取り消し/Cancel(XLN)》
《誓いの守護者/Sworn Guardian(RIX)》
《川の急航者/River Darter(RIX)》
《尖塔這い/Spire Winder(RIX)》×2
《セイレーンの略奪者/Siren Reaver(RIX)》
《急流の魂/Soul of the Rapids(RIX)》
《船慣れ/Sea Legs(RIX)》
《水結び/Waterknot(RIX)》×2
●黒
《女王湾の兵士/Queen’s Bay Soldier(XLN)》
《自暴自棄の漂流者/Desperate Castaways(XLN)》
《女王の工作員/Queen’s Agent(XLN)》
《不死の古き者/Deathless Ancient(XLN)》
《板歩きの刑/Walk the Plank(XLN)》
《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》
《欲深い悪漢/Grasping Scoundrel(RIX)》
《凶兆艦隊の毒殺者/Dire Fleet Poisoner(RIX)》
《サディストの空渡り/Sadistic Skymarcher(RIX)》
《深海艦隊の移乗要員/Fathom Fleet Boarder(RIX)》×2
《薄暮の軍馬/Dusk Charger(RIX)》
《霊廟のハーピー/Mausoleum Harpy(RIX)》
《運河のオオトカゲ/Canal Monitor(RIX)》
《闇の尋問/Dark Inquiry(RIX)》
《復活/Recover(RIX)》
《刺突/Impale(RIX)》
●赤
《火の祭殿の守り手/Fire Shrine Keeper(XLN)》
《ティロナーリの騎士/Tilonalli’s Knight(XLN)》
《稲妻砲手/Lightning-Rig Crew(XLN)》
《向こう見ず/Swashbuckling(XLN)》
《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》
《勇敢な海賊/Daring Buccaneer(RIX)》
《太陽襟の猛竜/Sun-Collared Raptor(RIX)》
《鉄面連合の掠め取り/Brazen Freebooter(RIX)》×2
《海賊の示威/Buccaneer’s Bravado(RIX)》
《基盤の揺るぎ/Shake the Foundations(RIX)》×2
《反逆/Mutiny(RIX)》
《ティロナーリの冠/Tilonalli’s Crown(RIX)》
《血染めの太陽/Blood Sun(RIX)》
●緑
《クメーナの語り部/Kumena’s Speaker(XLN)》
《深根の勇者/Deeproot Champion(XLN)》
《開花のドライアド/Blossom Dryad(XLN)》
《棘尾ケラトプス/Spike-Tailed Ceratops(XLN)》
《巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmaw(XLN)》
《金林の追跡者/Giltgrove Stalker(RIX)》×2
《屈強な古参兵/Hardy Veteran(RIX)》
《ジャングル生まれの開拓者/Jungleborn Pioneer(RIX)》
《オラーズカの襞背/Orazca Frillback(RIX)》
《垂直落下/Plummet(RIX)》
《雷群れの渡り/Thunderherd Migration(RIX)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
●多色
《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》
《好戦的なブロントドン/Belligerent Brontodon(XLN)》
《巧射艦隊の喧嘩屋/Deadeye Brawler(RIX)》
《凶兆艦隊の首折り/Dire Fleet Neckbreaker(RIX)》
《宝物庫襲撃/Storm the Vault(RIX)》
●茶
《金色の歩哨/Gilded Sentinel(XLN)》
《覚醒した融合体/Awakened Amalgam(RIX)》
《旅行者の護符/Traveler’s Amulet(RIX)》
《オラーズカの秘宝/Orazca Relic(RIX)》
●土地
《廃墟の地/Field of Ruin(XLN)》
《採石場/Stone Quarry(RIX)》
《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary(RIX)》
組まれたデッキはこちら。
◆デッキ◆
●土地
《沼/Swamp(RIX)》×8
《山/Mountain(RIX)》×6
《平地/Plains(RIX)》
《採石場/Stone Quarry(RIX)》
《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary(RIX)》
●クリーチャー
《火の祭殿の守り手/Fire Shrine Keeper(XLN)》
《ティロナーリの騎士/Tilonalli’s Knight(XLN)》
《稲妻砲手/Lightning-Rig Crew(XLN)》
《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》
《女王の工作員/Queen’s Agent(XLN)》
《不死の古き者/Deathless Ancient(XLN)》
《勇敢な海賊/Daring Buccaneer(RIX)》
《太陽襟の猛竜/Sun-Collared Raptor(RIX)》
《凶兆艦隊の毒殺者/Dire Fleet Poisoner(RIX)》
《サディストの空渡り/Sadistic Skymarcher(RIX)》
《深海艦隊の移乗要員/Fathom Fleet Boarder(RIX)》×2
《鉄面連合の掠め取り/Brazen Freebooter(RIX)》×2
《薄暮の軍馬/Dusk Charger(RIX)》
《凶兆艦隊の首折り/Dire Fleet Neckbreaker(RIX)》
《運河のオオトカゲ/Canal Monitor(RIX)》
《霊廟のハーピー/Mausoleum Harpy(RIX)》
●呪文
《板歩きの刑/Walk the Plank(XLN)》
《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》
《海賊の示威/Buccaneer’s Bravado(RIX)》
《刺突/Impale(RIX)》
《旅行者の護符/Traveler’s Amulet(RIX)》
伊井が構築したのは、黒赤の海賊をベースに《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》をタッチしたもの。種族やカードの選択理由について、聞いていこう!
―今回のデッキの構築理由、基準となったカード等について、教えてください。
「カードで言えば、やはり、《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》が決めてです。非常に強力な神話レアになりますので。そうなると色は白と黒になりますが、この2色だと呪文過多になってしまって。シールド戦はクリーチャーが主役なので、そこを手厚く取れる構築を心がけています。クリーチャーが優秀な黒をメインカラーに据え、残る3色からマナカーブや質を考え、赤を2色目に決めました。《旅行者の護符/Traveler’s Amulet(THS)》、《採石場/Stone Quarry(RIX)》、《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary(RIX)》と色マナが不自由しないため、《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》も安心してタッチすることができました。」
―構築する際、気をつけたことはありますか?
「毎ターンクリーチャーを展開できるようにクリーチャーを手厚く、マナカーブにも配慮し構築しました。呪文はコンバットトリックと確定除去のみにしています。」
―最後になりますが、『イクサランの相克』によってこの環境のリミテッドはどのように変化すると思いますか?
「吸血鬼とマーフォークは確実に強くなったと思います。リミテッドにおけるロードの存在は大きいです。海賊は特徴であった《海賊のカットラス/Pirate’s Cutlass(XLN)》の開封率が下がるため厳しいように思っています。」
―ありがとうございました。
『イクサランの相克』を最も早く遊べるイベント、プレリリースパーティーが開催となります!
今回は群馬県のコミかる堂前橋店において開催される『イクサランの相克』プレリリースパーティー深夜の部にお邪魔して、群馬最速『イクサランの相克』情報をお届けします!
いよいよ判明する『イクサランの相克』世界。シールドはどんな環境なのか早速聞いてみよう!
今回協力していただいたのは、先日晴れる屋において開催された『イクサラン』環境名人戦で見事トップ8入賞を果たした伊井 達也(ワールド熊谷)。『イクサラン』と同ブロックでもある『イクサランの相克』、故に彼のシールド構築は必見です!
それでは、
“群馬最速シールドデッキ構築”はっじまーるよー!!
※ 青色は『イクサランの相克』になります。
◆プール◆
●白
《司教の兵士/Bishop’s Soldier(XLN)》
《血潮隊の聖騎士/Paladin of the Bloodstained(XLN)》
《日の出の追求者/Sunrise Seeker(XLN)》
《軍団の裁き/Legion’s Judgment(XLN)》
《若返りの儀式/Ritual of Rejuvenation(XLN)》
《薄暮の殉教者/Martyr of Dusk(RIX)》
《太陽の歩哨/Sun Sentinel(RIX)》
《軍団の征服者/Legion Conquistador(RIX)》
《永暁の勇者/Everdawn Champion(RIX)》
《浄化の光/Cleansing Ray(RIX)》
《光明の縛め/Luminous Bonds(RIX)》×2
《従者の献身/Squire’s Devotion(RIX)》×2
《光輝の運命/Radiant Destiny(RIX)》
●青
《嵐を変容する者/Storm Sculptor(XLN)》
《危険な航海/Perilous Voyage(XLN)》
《欲望の深み/Depths of Desire(XLN)》
《取り消し/Cancel(XLN)》
《誓いの守護者/Sworn Guardian(RIX)》
《川の急航者/River Darter(RIX)》
《尖塔這い/Spire Winder(RIX)》×2
《セイレーンの略奪者/Siren Reaver(RIX)》
《急流の魂/Soul of the Rapids(RIX)》
《船慣れ/Sea Legs(RIX)》
《水結び/Waterknot(RIX)》×2
●黒
《女王湾の兵士/Queen’s Bay Soldier(XLN)》
《自暴自棄の漂流者/Desperate Castaways(XLN)》
《女王の工作員/Queen’s Agent(XLN)》
《不死の古き者/Deathless Ancient(XLN)》
《板歩きの刑/Walk the Plank(XLN)》
《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》
《欲深い悪漢/Grasping Scoundrel(RIX)》
《凶兆艦隊の毒殺者/Dire Fleet Poisoner(RIX)》
《サディストの空渡り/Sadistic Skymarcher(RIX)》
《深海艦隊の移乗要員/Fathom Fleet Boarder(RIX)》×2
《薄暮の軍馬/Dusk Charger(RIX)》
《霊廟のハーピー/Mausoleum Harpy(RIX)》
《運河のオオトカゲ/Canal Monitor(RIX)》
《闇の尋問/Dark Inquiry(RIX)》
《復活/Recover(RIX)》
《刺突/Impale(RIX)》
●赤
《火の祭殿の守り手/Fire Shrine Keeper(XLN)》
《ティロナーリの騎士/Tilonalli’s Knight(XLN)》
《稲妻砲手/Lightning-Rig Crew(XLN)》
《向こう見ず/Swashbuckling(XLN)》
《狂信的扇動者/Fanatical Firebrand(RIX)》
《勇敢な海賊/Daring Buccaneer(RIX)》
《太陽襟の猛竜/Sun-Collared Raptor(RIX)》
《鉄面連合の掠め取り/Brazen Freebooter(RIX)》×2
《海賊の示威/Buccaneer’s Bravado(RIX)》
《基盤の揺るぎ/Shake the Foundations(RIX)》×2
《反逆/Mutiny(RIX)》
《ティロナーリの冠/Tilonalli’s Crown(RIX)》
《血染めの太陽/Blood Sun(RIX)》
●緑
《クメーナの語り部/Kumena’s Speaker(XLN)》
《深根の勇者/Deeproot Champion(XLN)》
《開花のドライアド/Blossom Dryad(XLN)》
《棘尾ケラトプス/Spike-Tailed Ceratops(XLN)》
《巨大な戦慄大口/Colossal Dreadmaw(XLN)》
《金林の追跡者/Giltgrove Stalker(RIX)》×2
《屈強な古参兵/Hardy Veteran(RIX)》
《ジャングル生まれの開拓者/Jungleborn Pioneer(RIX)》
《オラーズカの襞背/Orazca Frillback(RIX)》
《垂直落下/Plummet(RIX)》
《雷群れの渡り/Thunderherd Migration(RIX)》
《弱者狩り/Hunt the Weak(RIX)》
●多色
《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》
《好戦的なブロントドン/Belligerent Brontodon(XLN)》
《巧射艦隊の喧嘩屋/Deadeye Brawler(RIX)》
《凶兆艦隊の首折り/Dire Fleet Neckbreaker(RIX)》
《宝物庫襲撃/Storm the Vault(RIX)》
●茶
《金色の歩哨/Gilded Sentinel(XLN)》
《覚醒した融合体/Awakened Amalgam(RIX)》
《旅行者の護符/Traveler’s Amulet(RIX)》
《オラーズカの秘宝/Orazca Relic(RIX)》
●土地
《廃墟の地/Field of Ruin(XLN)》
《採石場/Stone Quarry(RIX)》
《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary(RIX)》
組まれたデッキはこちら。
◆デッキ◆
●土地
《沼/Swamp(RIX)》×8
《山/Mountain(RIX)》×6
《平地/Plains(RIX)》
《採石場/Stone Quarry(RIX)》
《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary(RIX)》
●クリーチャー
《火の祭殿の守り手/Fire Shrine Keeper(XLN)》
《ティロナーリの騎士/Tilonalli’s Knight(XLN)》
《稲妻砲手/Lightning-Rig Crew(XLN)》
《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》
《女王の工作員/Queen’s Agent(XLN)》
《不死の古き者/Deathless Ancient(XLN)》
《勇敢な海賊/Daring Buccaneer(RIX)》
《太陽襟の猛竜/Sun-Collared Raptor(RIX)》
《凶兆艦隊の毒殺者/Dire Fleet Poisoner(RIX)》
《サディストの空渡り/Sadistic Skymarcher(RIX)》
《深海艦隊の移乗要員/Fathom Fleet Boarder(RIX)》×2
《鉄面連合の掠め取り/Brazen Freebooter(RIX)》×2
《薄暮の軍馬/Dusk Charger(RIX)》
《凶兆艦隊の首折り/Dire Fleet Neckbreaker(RIX)》
《運河のオオトカゲ/Canal Monitor(RIX)》
《霊廟のハーピー/Mausoleum Harpy(RIX)》
●呪文
《板歩きの刑/Walk the Plank(XLN)》
《依頼殺人/Contract Killing(XLN)》
《海賊の示威/Buccaneer’s Bravado(RIX)》
《刺突/Impale(RIX)》
《旅行者の護符/Traveler’s Amulet(RIX)》
伊井が構築したのは、黒赤の海賊をベースに《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》をタッチしたもの。種族やカードの選択理由について、聞いていこう!
―今回のデッキの構築理由、基準となったカード等について、教えてください。
「カードで言えば、やはり、《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》が決めてです。非常に強力な神話レアになりますので。そうなると色は白と黒になりますが、この2色だと呪文過多になってしまって。シールド戦はクリーチャーが主役なので、そこを手厚く取れる構築を心がけています。クリーチャーが優秀な黒をメインカラーに据え、残る3色からマナカーブや質を考え、赤を2色目に決めました。《旅行者の護符/Traveler’s Amulet(THS)》、《採石場/Stone Quarry(RIX)》、《放棄された聖域/Forsaken Sanctuary(RIX)》と色マナが不自由しないため、《マガーンの鏖殺者、ヴォーナ/Vona, Butcher of Magan(XLN)》も安心してタッチすることができました。」
―構築する際、気をつけたことはありますか?
「毎ターンクリーチャーを展開できるようにクリーチャーを手厚く、マナカーブにも配慮し構築しました。呪文はコンバットトリックと確定除去のみにしています。」
―最後になりますが、『イクサランの相克』によってこの環境のリミテッドはどのように変化すると思いますか?
「吸血鬼とマーフォークは確実に強くなったと思います。リミテッドにおけるロードの存在は大きいです。海賊は特徴であった《海賊のカットラス/Pirate’s Cutlass(XLN)》の開封率が下がるため厳しいように思っています。」
―ありがとうございました。
『Gunma Magic Community モダン大会』 Round4:橋本 一樹(Booksながしま)vs.馬場 紀之(Booksながしま)
2017年12月13日 Magic: The Gathering
「群馬でモダンやるべ!」
方言丸出しの発言があったか、なかったか。それは今となってはわからない。
しかし、眼前たる事実として、モダン大会はある。ここ群馬県で、モダンを楽しみたいのならぴったりな大会がある。
それが『Gunma Magic Community モダン大会(以下GMC)』だ。
主催者兼バリスタとして池田 翔冴が開催するこの大会は、毎回多くのプレイヤーが参加している。
そして今大会の最終ラウンドでは、『GMC』に縁のある二人のプレイヤーが激突する。
先ずは橋本 一樹。橋本の縁は、池田との縁でもある。高校時代からの同級生である二人は、卒業を機に別々の道を歩むが、定期的に交流を続けてきた。池田が立ち上げた『GMC』では立場こそ違えど、参加者として大会を大いに盛り上げている。
橋本は毎回キーカードを選定し、そのカードを最大限に生かすべくオリジナリティ溢れるデッキを作成、使用している。今回は独自の青白コントロールを持ち込んでいる。
対するは馬場 紀之。『GMC』の歴史を語るなら、馬場は外せない。なぜなら第1回大会の優勝者は馬場であったからだ。『GMC』の歴史は、馬場というプレイヤーを基点にスタートし、、、と大げさに言うつもりはない。
しかし『GMC』の初代優勝者として、その後の大会の歩みを見守り続けているのは、馬場に他ならない。
馬場はアブザンアグロ。大会当日にメインデッキの最後の1枚を決めるという独自のジンクス元構成されている。因みに今回の1枚は《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat》。
最終ラウンドを勝利し、優勝するのはどちらのプレイヤーか。
Game1
挨拶代わりに、と馬場は《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》をキャストする。
《糾弾/Condemn(DIS)》、《不許可/Disallow(AER)》、《広がりゆく海/Spreading Seas》
橋本から提示される三択を前に、馬場は、自身の手札と《草むした墓/Overgrown Tomb》、《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》という2枚の土地を見比べ、全てのカードに対処可能な《不許可/Disallow(AER)》を捨てさせる。
橋本としては《広がりゆく海/Spreading Seas》が捨てられなかったことで、馬場の手札が色マナに不自由しないものであると予測が立つが、例えそうであっても、他に選択肢はなく、《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》へ《広がりゆく海/Spreading Seas》をエンチャントする。
互いに静かな3ターン目を挟んで、馬場は、4ターン目《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》、5ターン目《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》とクリーチャーを連打。盤面だけを見れば尋常ならざる6打点を形成する。
盤面だけを見れば、とは言葉通りで、序盤にキャストした《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》で明らかになっているが、橋本の手札には《糾弾/Condemn(DIS)》が握られている。
防御網を厚くすべく、橋本は、馬場のエンドにX=2で《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》。ライフと手札を回復する意味もあるが、何よりも欲しいのは土地。
都合3枚のカードをドローしているが、ここで6枚目の土地が置くことができない。青白のコントロール系のデッキであれば、土地はより重い支配力の高いスペルへの到達を意味するし、行動回数へとも繋がる。
ただ、土地がない分手札にスペルは充実している。馬場の後続を《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》で対処し、タップモードを選択することで時間を稼ぐ。
1ターン遅れで6枚目土地を引き込むと、《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》へ《糾弾/Condemn(DIS)》を合わせ、馬場の《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》をフラッシュバックを無視し、《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》をX=2で再キャスト。
橋本は、7枚目の土地をセットすると勢いよく土地をフルタップする。
青白のコントロールデッキがメインフェイズにタップアウトする、考えられる選択肢は三つだ。
一つ目は《神の怒り/Wrath of God(6ED)》に代表されるリセット呪文。二つ目は《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》や《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion(THS)》といったプレインズウォーカー。どちらも強力にゲームをコントロールできるが、ライフに余裕があればカウンターを構えつつキャストしたいというのが本音だ。
橋本のライフは17。馬場のクロックが4点とまだ余裕があり、土地も7枚とカウンターを構えつつ動けなくもない。
ならば答えは三つ目しかないだろう。つまりはフィニッシャーだ。
橋本は、満を持して《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をキャスト。
橋本のデッキは、スタンダードで活躍する《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》のモダンバージョン。カウンター、除去、ドロー、どのスロットも最高峰のカードが選択されている。
馬場にできることは愚直にクリーチャーで攻撃するしかない。4点のダメージを与え20点とし、《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》を追加する。
4ターンで削りきる算段だが、ドロースペルや除去呪文を考慮すると果たして猶予が何ターンあるのかもわからない。
橋本は1枚目のカードをドロー。《広がりゆく海/Spreading Seas》で、2枚目をドローする。
この2枚目の《広がりゆく海/Spreading Seas》の効果は大きく、馬場は黒マナを封じられてしまう。
馬場は、第1メインフェイズで3枚目の《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》でクロックを6点とし、4体のスピリットトークンでアタックを敢行する。
馬場の場には黒マナがなく、第1メインで《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》をキャストし、残り少ないマナは少ない。
橋本は、クロックを減らすため《天界の列柱/Celestial Colonnade》のアクティベートを宣言する。
馬場は迷わず《流刑への道/Path to Exile(CON)》。
橋本の手札にカウンターはない。《流刑への道/Path to Exile(CON)》を受け入れ、カードの効果通りに基本土地をサーチしてしまう。
そう、7枚目に置かれた《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》は混ざり合い、トップデッキしなければならなくなってしまう。
橋本はトップデッキを願い、手札の防御呪文を使い、1ターンでも延命を試みるが、
二度目の日が昇ることはなかった。
橋本1-0馬場
Game2
モダンにおける1ターン目は早い。
橋本は、《神聖なる泉/Hallowed Fountain》のショックインから《選択/Opt(XLN)》。
馬場が最初にキャストしたのは、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》。ここには《呪文嵌め/Spell Snare》。
追加される《漁る軟泥/Scavenging Ooze(M14)》にも《呪文嵌め/Spell Snare》。橋本はゲームをコントロールし、馬場にクリーチャーを場に出させない。
しかし4ターン目、ここで馬場は必殺技をキャストする。
サイドから投入した《窒息/Choke》だ。
3マナという絶妙なコストが《呪文嵌め/Spell Snare》を避け、対処手段なくこれが着地してしまう。
橋本は今後カウンターをキャストすれば土地が縛られるため、迂闊に行動できない。馬場は《復活の声/Voice of Resurgence(DGM)》を召喚することに成功する。
続く《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》と合わせ一気に6点のクロックが形成。橋本のライフは11に。
6点というダメージを考え、トークンが出るのを厭わず、橋本は《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》へ《糾弾/Condemn(DIS)》。
馬場は力強く2枚目の《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》を追加する。これで橋本のライフは6。
橋本は2つの選択肢を前に、熟考する。《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》と《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》。
場に土地は7枚ある。どちらも問題なくキャストは、できる。
しかし内3枚が《島/Island(XLN)》であり、《窒息/Choke》により3枚が縛られてしまう。
橋本は賭けに出る。ここまで橋本自身を勝利に導いてきた、デッキの代名詞《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をキャストする。これで橋本のライフは13。
馬場はカードをドローすると、一瞬、驚いたような表情浮かべるが、素早く計算に入る。橋本のライフと場のクリチャーのパワー数え、トップデッキした3枚目《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》を召喚する。場に出た時の効果で橋本のライフは10。
そして《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》、《復活の声/Voice of Resurgence(DGM)》、エレメンタル・トークンがレッドゾーンに送り出されると、クリーチャーのパワーはぴったり10点。
橋本0-2馬場
馬場 Win!
方言丸出しの発言があったか、なかったか。それは今となってはわからない。
しかし、眼前たる事実として、モダン大会はある。ここ群馬県で、モダンを楽しみたいのならぴったりな大会がある。
それが『Gunma Magic Community モダン大会(以下GMC)』だ。
主催者兼バリスタとして池田 翔冴が開催するこの大会は、毎回多くのプレイヤーが参加している。
そして今大会の最終ラウンドでは、『GMC』に縁のある二人のプレイヤーが激突する。
先ずは橋本 一樹。橋本の縁は、池田との縁でもある。高校時代からの同級生である二人は、卒業を機に別々の道を歩むが、定期的に交流を続けてきた。池田が立ち上げた『GMC』では立場こそ違えど、参加者として大会を大いに盛り上げている。
橋本は毎回キーカードを選定し、そのカードを最大限に生かすべくオリジナリティ溢れるデッキを作成、使用している。今回は独自の青白コントロールを持ち込んでいる。
対するは馬場 紀之。『GMC』の歴史を語るなら、馬場は外せない。なぜなら第1回大会の優勝者は馬場であったからだ。『GMC』の歴史は、馬場というプレイヤーを基点にスタートし、、、と大げさに言うつもりはない。
しかし『GMC』の初代優勝者として、その後の大会の歩みを見守り続けているのは、馬場に他ならない。
馬場はアブザンアグロ。大会当日にメインデッキの最後の1枚を決めるという独自のジンクス元構成されている。因みに今回の1枚は《カルテルの貴種/Cartel Aristocrat》。
最終ラウンドを勝利し、優勝するのはどちらのプレイヤーか。
Game1
挨拶代わりに、と馬場は《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》をキャストする。
《糾弾/Condemn(DIS)》、《不許可/Disallow(AER)》、《広がりゆく海/Spreading Seas》
橋本から提示される三択を前に、馬場は、自身の手札と《草むした墓/Overgrown Tomb》、《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》という2枚の土地を見比べ、全てのカードに対処可能な《不許可/Disallow(AER)》を捨てさせる。
橋本としては《広がりゆく海/Spreading Seas》が捨てられなかったことで、馬場の手札が色マナに不自由しないものであると予測が立つが、例えそうであっても、他に選択肢はなく、《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》へ《広がりゆく海/Spreading Seas》をエンチャントする。
互いに静かな3ターン目を挟んで、馬場は、4ターン目《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》、5ターン目《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》とクリーチャーを連打。盤面だけを見れば尋常ならざる6打点を形成する。
盤面だけを見れば、とは言葉通りで、序盤にキャストした《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》で明らかになっているが、橋本の手札には《糾弾/Condemn(DIS)》が握られている。
防御網を厚くすべく、橋本は、馬場のエンドにX=2で《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》。ライフと手札を回復する意味もあるが、何よりも欲しいのは土地。
都合3枚のカードをドローしているが、ここで6枚目の土地が置くことができない。青白のコントロール系のデッキであれば、土地はより重い支配力の高いスペルへの到達を意味するし、行動回数へとも繋がる。
ただ、土地がない分手札にスペルは充実している。馬場の後続を《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》で対処し、タップモードを選択することで時間を稼ぐ。
1ターン遅れで6枚目土地を引き込むと、《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》へ《糾弾/Condemn(DIS)》を合わせ、馬場の《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》をフラッシュバックを無視し、《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》をX=2で再キャスト。
橋本は、7枚目の土地をセットすると勢いよく土地をフルタップする。
青白のコントロールデッキがメインフェイズにタップアウトする、考えられる選択肢は三つだ。
一つ目は《神の怒り/Wrath of God(6ED)》に代表されるリセット呪文。二つ目は《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren》や《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun’s Champion(THS)》といったプレインズウォーカー。どちらも強力にゲームをコントロールできるが、ライフに余裕があればカウンターを構えつつキャストしたいというのが本音だ。
橋本のライフは17。馬場のクロックが4点とまだ余裕があり、土地も7枚とカウンターを構えつつ動けなくもない。
ならば答えは三つ目しかないだろう。つまりはフィニッシャーだ。
橋本は、満を持して《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をキャスト。
橋本のデッキは、スタンダードで活躍する《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》のモダンバージョン。カウンター、除去、ドロー、どのスロットも最高峰のカードが選択されている。
馬場にできることは愚直にクリーチャーで攻撃するしかない。4点のダメージを与え20点とし、《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》を追加する。
4ターンで削りきる算段だが、ドロースペルや除去呪文を考慮すると果たして猶予が何ターンあるのかもわからない。
橋本は1枚目のカードをドロー。《広がりゆく海/Spreading Seas》で、2枚目をドローする。
この2枚目の《広がりゆく海/Spreading Seas》の効果は大きく、馬場は黒マナを封じられてしまう。
馬場は、第1メインフェイズで3枚目の《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》でクロックを6点とし、4体のスピリットトークンでアタックを敢行する。
馬場の場には黒マナがなく、第1メインで《未練ある魂/Lingering Souls(DKA)》をキャストし、残り少ないマナは少ない。
橋本は、クロックを減らすため《天界の列柱/Celestial Colonnade》のアクティベートを宣言する。
馬場は迷わず《流刑への道/Path to Exile(CON)》。
橋本の手札にカウンターはない。《流刑への道/Path to Exile(CON)》を受け入れ、カードの効果通りに基本土地をサーチしてしまう。
そう、7枚目に置かれた《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》は混ざり合い、トップデッキしなければならなくなってしまう。
橋本はトップデッキを願い、手札の防御呪文を使い、1ターンでも延命を試みるが、
二度目の日が昇ることはなかった。
橋本1-0馬場
Game2
モダンにおける1ターン目は早い。
橋本は、《神聖なる泉/Hallowed Fountain》のショックインから《選択/Opt(XLN)》。
馬場が最初にキャストしたのは、《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage(ARB)》。ここには《呪文嵌め/Spell Snare》。
追加される《漁る軟泥/Scavenging Ooze(M14)》にも《呪文嵌め/Spell Snare》。橋本はゲームをコントロールし、馬場にクリーチャーを場に出させない。
しかし4ターン目、ここで馬場は必殺技をキャストする。
サイドから投入した《窒息/Choke》だ。
3マナという絶妙なコストが《呪文嵌め/Spell Snare》を避け、対処手段なくこれが着地してしまう。
橋本は今後カウンターをキャストすれば土地が縛られるため、迂闊に行動できない。馬場は《復活の声/Voice of Resurgence(DGM)》を召喚することに成功する。
続く《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》と合わせ一気に6点のクロックが形成。橋本のライフは11に。
6点というダメージを考え、トークンが出るのを厭わず、橋本は《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》へ《糾弾/Condemn(DIS)》。
馬場は力強く2枚目の《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》を追加する。これで橋本のライフは6。
橋本は2つの選択肢を前に、熟考する。《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》と《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation(RTR)》。
場に土地は7枚ある。どちらも問題なくキャストは、できる。
しかし内3枚が《島/Island(XLN)》であり、《窒息/Choke》により3枚が縛られてしまう。
橋本は賭けに出る。ここまで橋本自身を勝利に導いてきた、デッキの代名詞《副陽の接近/Approach of the Second Sun(AKH)》をキャストする。これで橋本のライフは13。
馬場はカードをドローすると、一瞬、驚いたような表情浮かべるが、素早く計算に入る。橋本のライフと場のクリチャーのパワー数え、トップデッキした3枚目《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》を召喚する。場に出た時の効果で橋本のライフは10。
そして《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》、《復活の声/Voice of Resurgence(DGM)》、エレメンタル・トークンがレッドゾーンに送り出されると、クリーチャーのパワーはぴったり10点。
橋本0-2馬場
馬場 Win!
誰もが、ではない。選ばれた者のみが集う舞台『プロツアー』。
その空気は参加者しか知らず、その緊張感はプレイする者のみが味わえる。
言葉にできない気持ちと言ってしまえばそれまでだろう。
それでも、参加者は抽象的であってもその経験を素直に伝えるべきではないだろうか。
彼らの言葉は、周囲のプレイヤー達へと伝播し、次の世代へと受け継がれていく。
Magic: The Gatheringは単なるカードゲームという枠を超え、店と人を、人と人を、人とコミュニティーを結びつける生き物のような摩訶不思議な媒体である。
だからこそ参加者の気持ちは、プロツアーに参加したの証として、多くの人と共有されるべきではないか。
これは、群馬県からプロツアーへの参加を果たした、若き侍たちを取り上げ、勝手にインタビューしていく企画である。
第1回目となる今回は、『プロツアーイクサラン(公式カバレージページ:http://coverage.mtg-jp.com/ptxln17/)』に参加した佐藤 光(コミかる堂高崎店)である。
::ぶっちゃけ、佐藤って誰やねん?
―いきなりですが、佐藤さんのことを教えてください!
「自分は中学時代、旧ミラディンからマジックを始めました。友人達と一緒に遊戯王、デュエル・マスターズを経て、自然とマジックへ行き着きました。高校時代は遠ざかりましたが、大学時代に仲間内でマジックを始めようという気運が高まりして復帰を果たしました。」
「復帰後は仲間内でのドラフトが主な遊び方で、構築戦は各種サイトで大会結果やカードリストを眺めるだけ。大会と言えば近所のFNM程度でして、手持ちのカードだけで組み参加するカジュアルな付き合い方でしたね。」
―大会参加はFNM程度ということですが、佐藤さんは何故プロツアーに出てみようと思ったんですか?
「就職を機に群馬県に引越しまして。近くのカードショップを探したところ、コミかる堂高崎店を見つけ通い始めました。」
「その頃PTQからPPTQ制度に移行したタイミングで、自分もFNMからのステップアップという軽い気持ちで参加してみることにしました。ただコミかる堂の人達のPPTQに対する意識が高くて(笑)一緒のコミュニティーでマジックをプレイし、同じように大会に出ていたので無意識的に引っ張りあげられたのかも知れません。」
―同じコミュニティーで一つの目標に向かって突き進むことでモチベーションの維持にも繋がったんですね。
「何度目かの挑戦でPPTQを抜けることができました。初RPTQでは真剣にプレイしながらも、対戦相手の方々と話す内にテンションが上がり、大会が終わる頃にはまたこの場に来たいと思うようになりました。プロツアーは目標としては大き過ぎて具体的に思い描けないので、先ずはもう一度RPTQに参加し、前回よりも好成績で終えられるようにしようと決意しました。その後は練習が上手く成果を生み、RPTQに連続して参加することができ、3回目にして今回のプロツアーへの参加を勝ち取ることができました。」
::初プロツアーを前に
―さて、RPTQを突破しプロツアーとなりますが、具体的にどんな練習を実施されたんですか?
「ドラフトはMOを中心に、人が集まればコミかるでも。カードプールを見て自分で戦略、点数を考え、実践の繰り返しでした。時間が合えば地元の友人と画面を共有しながら意見を出し合ったりもしましたね。特に赤白恐竜、白黒吸血鬼は完成形をイメージし易やすく、ピックが終わった段階で失敗か成功か判断しやすい。他のアーキタイプに自信がない分、白絡みのピックは納得いく練習ができました。」
「構築は、コミかるを中心にMOの画面共有しながら地元の友人ともやりました。メタゲームをティムール・エネルギー、赤単、スルタイ・エネルギーの3本に絞り、それらに強いデッキを模索するうちに、赤以外の4色トークンデッキが完成しました。実際メインだけなら圧勝で、これならいけると確信もありました。」
―おお、これは頼もしい発言。
「が、ダメ!」
―ダメなんかーい!
「サイド後の対策カードが厳しくて。エネルギー系からはパーマネント対策とカウンター、赤単からは《暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon(XLN)》と戦略自体に対するアンチテーゼと少しずつメタられ始めて勝てなくなりました。サイドを煮詰め切れなかったのが敗因ですね。《冠毛の陽馬/Crested Sunmare(HOU)》を試せていれば違った結果になったかもしれません。」
「そんなわけでデッキがなくなり、3日前になって急遽選択肢を変更したので、時間がなく、ティムール・エネルギーか赤単の2択になり、ミラーマッチを勝ちきるには練習が足りないと感じ、経験のある赤単を選択しました。」
「僕自身、ドラフトがかなり好きで時間さえ許せば無限にしていたい位なんです。そんな性格なのでリミテッドにおけるコンバットと、常に高くアンテナを張り情報収集に努めているのでメタ読みは自信がありました。ただ、構築にかける時間が少し足りませんでしたね。」
::初プロツアーに参加して
―目標としていたプロツアーの地、どうでしたか?
「うーん、プロツアーは、自分が思っていた以上に、遠い場所でしたね。参加して改めて分かりました。右を見ても左を見ても、動画や記事で見かけたトッププロがいるわけですから。対戦してみても、これほど差があるのかと痛感しました。」
「プロツアーの会場入り後、日本人プレイヤー同士でドラフトする機会があったんですよね。当然と言えば当然なんですが、理由なきプレイは咎められました。手なりに意味はない、改めて勝つということを意識させられ、自分がプロツアーに来たんだという実感も生まれました。」
―普段画面越しに見ている人が目の前にいる、、、緊張しますね。それでも佐藤さん自身も準備はしたわけですよね?
「自分は情報戦は自信があり、PPTQでは1週間前でも間に合うことがありました。プロツアーを甘く考えていたわけではありませんが、時間が足りませんでしたね。勝つためには情報もですが、それ以上にプレイングが必要でした。プロと渡り合うには、それに近いレベルで練習しなければならないと思いましたね。MOのリーグ程度では役に立たず、練習とはいえません。」
「対戦自体は、土地事故やマリガン、予想外のカード(タッチ赤からまさかの《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》)に負けることもありましたが、明確なミスが2点ありました。」
「先ず、マッチアップにおけるキープ基準を定めていなかったこと。ゲーム展開を考え、手札をキープできませんでした。スルタイ相手には除去なしの手札をキープした結果、《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》+《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を決められました。構築でもメインの《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》の3枚目、サイドボードに《削剥/Abrade(HOU)》の4枚目は必須でした。環境がテンポ寄りということもあり、複数引き腐るリスクよりも、引けた時のリターンが大きすぎました。」
「正直デッキの選択に後悔はありません。ただし、プレイに関してはもっと練らなければいけませんでしたね。メタゲームがはっきりしないからと理由をつけ、構築を後回しにしましたが、最低でもティムール・エネルギーと赤単は練習し、特性や嫌がるプレイを把握すべきでした。1週間では短すぎました。もっとやれることがあったはず。」
―とてもシビアな感想ですね。プロツアーは大変そう、、、
「簡単に勝たせてくれないという意味では大変な場かもしれません。でも、だからこそ楽しかったというのもあります。互いが自分の全てを出した上で勝負が決まる。それって素晴らしいことだと思いませんか?」
「プレイヤーについては思っていたよりもフランクでした。共通言語はMagic: The Gatheringなので、英語は弱くてもコミュニケーションはとれましたね。ただ残念なのがコミュニケーションは取れても、深い会話までできなかったことですね。Round1の対戦相手がAndrew Cuneo(アメリカ)でうまく話せなくて凄く悔しかったので。今後再び海外に行く機会があれば英語を学び、少しは話せるようになりたいですね。」
::プロツアーと佐藤
―佐藤さんの中で、一つの大きな目標が達成されたわけですが、マジックにおける今後の目標はありますか?
「マジックの目標は達成されたので、カジュアルな付き合い方に戻ろうかなとも思っています。プロツアー楽しかったけど、参加するには対価が必要ですし、ある程度成績を残すとすれば、今とは比べ物にならない位努力しなければかもしれません。マジックだけに時間はかけられませんので、少し控えようかなと。」
―折角プロツアーに参加したのに、これで終わってしまうのは残念な気もしますが。
「マジック自体は辞めませんし、参加できる限りはPPTQには出続けますよ。ただこれまでのような時間はかけられないので、気持ちとは裏腹に勝ちきれなくなっていくかなと思っています。プロツアーでも実感しましたが、練習しないことにはマジックは勝てませんので。」
「本音で言えばグランプリを転戦しつつプロポイントを稼ぎ、プロレベルを目指し、マジックを続けたい気持ちはあります。でもそれには海外グランプリに参加する必要もあるでしょうし、今の自分には現実的ではありません。将来的に時間にゆとりができたら海外グランプリに参加したい気持ちはありますので、そこまで細く長くマジックを続けられるコミュニティを作りたいと思います。」
「それに僕が第一線を引いたとしても、コミかる堂には素晴らしいプレイヤーが沢山いますので、安心しています。例えば僕自身は真下さんにプレイングで勝っているとは思いません。難波君はプロツアー目指し、精力的に活動しています。」
―なるほど。佐藤さんの気持ち自体はコミュニティーとともにあるということですね。また、それだけ期待できるプレイヤーが多くいるということも嬉しいことですね。最後にコミかる堂で今後プロツアーを目指す方へ、一言お願いします。
「もっとPPTQに出ろ!」
「PPTQを勝ち抜くには、プレイヤーの技術や環境理解、本人が得意とするフォーマット等色々あるけれど、先ずは参加しないことには権利を掴み取れない。そして参加し続けるということは、本人のモチベーションの問題でもある。他人に強制されて続けている内は、勝つことはできても、勝ちきることはできない。本人の意志で精力的に出続けることが、プロツアーへの第一歩です!」
―ありがとうございました。
その空気は参加者しか知らず、その緊張感はプレイする者のみが味わえる。
言葉にできない気持ちと言ってしまえばそれまでだろう。
それでも、参加者は抽象的であってもその経験を素直に伝えるべきではないだろうか。
彼らの言葉は、周囲のプレイヤー達へと伝播し、次の世代へと受け継がれていく。
Magic: The Gatheringは単なるカードゲームという枠を超え、店と人を、人と人を、人とコミュニティーを結びつける生き物のような摩訶不思議な媒体である。
だからこそ参加者の気持ちは、プロツアーに参加したの証として、多くの人と共有されるべきではないか。
これは、群馬県からプロツアーへの参加を果たした、若き侍たちを取り上げ、勝手にインタビューしていく企画である。
第1回目となる今回は、『プロツアーイクサラン(公式カバレージページ:http://coverage.mtg-jp.com/ptxln17/)』に参加した佐藤 光(コミかる堂高崎店)である。
::ぶっちゃけ、佐藤って誰やねん?
―いきなりですが、佐藤さんのことを教えてください!
「自分は中学時代、旧ミラディンからマジックを始めました。友人達と一緒に遊戯王、デュエル・マスターズを経て、自然とマジックへ行き着きました。高校時代は遠ざかりましたが、大学時代に仲間内でマジックを始めようという気運が高まりして復帰を果たしました。」
「復帰後は仲間内でのドラフトが主な遊び方で、構築戦は各種サイトで大会結果やカードリストを眺めるだけ。大会と言えば近所のFNM程度でして、手持ちのカードだけで組み参加するカジュアルな付き合い方でしたね。」
―大会参加はFNM程度ということですが、佐藤さんは何故プロツアーに出てみようと思ったんですか?
「就職を機に群馬県に引越しまして。近くのカードショップを探したところ、コミかる堂高崎店を見つけ通い始めました。」
「その頃PTQからPPTQ制度に移行したタイミングで、自分もFNMからのステップアップという軽い気持ちで参加してみることにしました。ただコミかる堂の人達のPPTQに対する意識が高くて(笑)一緒のコミュニティーでマジックをプレイし、同じように大会に出ていたので無意識的に引っ張りあげられたのかも知れません。」
―同じコミュニティーで一つの目標に向かって突き進むことでモチベーションの維持にも繋がったんですね。
「何度目かの挑戦でPPTQを抜けることができました。初RPTQでは真剣にプレイしながらも、対戦相手の方々と話す内にテンションが上がり、大会が終わる頃にはまたこの場に来たいと思うようになりました。プロツアーは目標としては大き過ぎて具体的に思い描けないので、先ずはもう一度RPTQに参加し、前回よりも好成績で終えられるようにしようと決意しました。その後は練習が上手く成果を生み、RPTQに連続して参加することができ、3回目にして今回のプロツアーへの参加を勝ち取ることができました。」
::初プロツアーを前に
―さて、RPTQを突破しプロツアーとなりますが、具体的にどんな練習を実施されたんですか?
「ドラフトはMOを中心に、人が集まればコミかるでも。カードプールを見て自分で戦略、点数を考え、実践の繰り返しでした。時間が合えば地元の友人と画面を共有しながら意見を出し合ったりもしましたね。特に赤白恐竜、白黒吸血鬼は完成形をイメージし易やすく、ピックが終わった段階で失敗か成功か判断しやすい。他のアーキタイプに自信がない分、白絡みのピックは納得いく練習ができました。」
「構築は、コミかるを中心にMOの画面共有しながら地元の友人ともやりました。メタゲームをティムール・エネルギー、赤単、スルタイ・エネルギーの3本に絞り、それらに強いデッキを模索するうちに、赤以外の4色トークンデッキが完成しました。実際メインだけなら圧勝で、これならいけると確信もありました。」
―おお、これは頼もしい発言。
「が、ダメ!」
―ダメなんかーい!
「サイド後の対策カードが厳しくて。エネルギー系からはパーマネント対策とカウンター、赤単からは《暴れ回るフェロキドン/Rampaging Ferocidon(XLN)》と戦略自体に対するアンチテーゼと少しずつメタられ始めて勝てなくなりました。サイドを煮詰め切れなかったのが敗因ですね。《冠毛の陽馬/Crested Sunmare(HOU)》を試せていれば違った結果になったかもしれません。」
「そんなわけでデッキがなくなり、3日前になって急遽選択肢を変更したので、時間がなく、ティムール・エネルギーか赤単の2択になり、ミラーマッチを勝ちきるには練習が足りないと感じ、経験のある赤単を選択しました。」
「僕自身、ドラフトがかなり好きで時間さえ許せば無限にしていたい位なんです。そんな性格なのでリミテッドにおけるコンバットと、常に高くアンテナを張り情報収集に努めているのでメタ読みは自信がありました。ただ、構築にかける時間が少し足りませんでしたね。」
::初プロツアーに参加して
―目標としていたプロツアーの地、どうでしたか?
「うーん、プロツアーは、自分が思っていた以上に、遠い場所でしたね。参加して改めて分かりました。右を見ても左を見ても、動画や記事で見かけたトッププロがいるわけですから。対戦してみても、これほど差があるのかと痛感しました。」
「プロツアーの会場入り後、日本人プレイヤー同士でドラフトする機会があったんですよね。当然と言えば当然なんですが、理由なきプレイは咎められました。手なりに意味はない、改めて勝つということを意識させられ、自分がプロツアーに来たんだという実感も生まれました。」
―普段画面越しに見ている人が目の前にいる、、、緊張しますね。それでも佐藤さん自身も準備はしたわけですよね?
「自分は情報戦は自信があり、PPTQでは1週間前でも間に合うことがありました。プロツアーを甘く考えていたわけではありませんが、時間が足りませんでしたね。勝つためには情報もですが、それ以上にプレイングが必要でした。プロと渡り合うには、それに近いレベルで練習しなければならないと思いましたね。MOのリーグ程度では役に立たず、練習とはいえません。」
「対戦自体は、土地事故やマリガン、予想外のカード(タッチ赤からまさかの《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance(KLD)》)に負けることもありましたが、明確なミスが2点ありました。」
「先ず、マッチアップにおけるキープ基準を定めていなかったこと。ゲーム展開を考え、手札をキープできませんでした。スルタイ相手には除去なしの手札をキープした結果、《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》+《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》を決められました。構築でもメインの《航空船を強襲する者、カーリ・ゼヴ/Kari Zev, Skyship Raider(AER)》の3枚目、サイドボードに《削剥/Abrade(HOU)》の4枚目は必須でした。環境がテンポ寄りということもあり、複数引き腐るリスクよりも、引けた時のリターンが大きすぎました。」
「正直デッキの選択に後悔はありません。ただし、プレイに関してはもっと練らなければいけませんでしたね。メタゲームがはっきりしないからと理由をつけ、構築を後回しにしましたが、最低でもティムール・エネルギーと赤単は練習し、特性や嫌がるプレイを把握すべきでした。1週間では短すぎました。もっとやれることがあったはず。」
―とてもシビアな感想ですね。プロツアーは大変そう、、、
「簡単に勝たせてくれないという意味では大変な場かもしれません。でも、だからこそ楽しかったというのもあります。互いが自分の全てを出した上で勝負が決まる。それって素晴らしいことだと思いませんか?」
「プレイヤーについては思っていたよりもフランクでした。共通言語はMagic: The Gatheringなので、英語は弱くてもコミュニケーションはとれましたね。ただ残念なのがコミュニケーションは取れても、深い会話までできなかったことですね。Round1の対戦相手がAndrew Cuneo(アメリカ)でうまく話せなくて凄く悔しかったので。今後再び海外に行く機会があれば英語を学び、少しは話せるようになりたいですね。」
::プロツアーと佐藤
―佐藤さんの中で、一つの大きな目標が達成されたわけですが、マジックにおける今後の目標はありますか?
「マジックの目標は達成されたので、カジュアルな付き合い方に戻ろうかなとも思っています。プロツアー楽しかったけど、参加するには対価が必要ですし、ある程度成績を残すとすれば、今とは比べ物にならない位努力しなければかもしれません。マジックだけに時間はかけられませんので、少し控えようかなと。」
―折角プロツアーに参加したのに、これで終わってしまうのは残念な気もしますが。
「マジック自体は辞めませんし、参加できる限りはPPTQには出続けますよ。ただこれまでのような時間はかけられないので、気持ちとは裏腹に勝ちきれなくなっていくかなと思っています。プロツアーでも実感しましたが、練習しないことにはマジックは勝てませんので。」
「本音で言えばグランプリを転戦しつつプロポイントを稼ぎ、プロレベルを目指し、マジックを続けたい気持ちはあります。でもそれには海外グランプリに参加する必要もあるでしょうし、今の自分には現実的ではありません。将来的に時間にゆとりができたら海外グランプリに参加したい気持ちはありますので、そこまで細く長くマジックを続けられるコミュニティを作りたいと思います。」
「それに僕が第一線を引いたとしても、コミかる堂には素晴らしいプレイヤーが沢山いますので、安心しています。例えば僕自身は真下さんにプレイングで勝っているとは思いません。難波君はプロツアー目指し、精力的に活動しています。」
―なるほど。佐藤さんの気持ち自体はコミュニティーとともにあるということですね。また、それだけ期待できるプレイヤーが多くいるということも嬉しいことですね。最後にコミかる堂で今後プロツアーを目指す方へ、一言お願いします。
「もっとPPTQに出ろ!」
「PPTQを勝ち抜くには、プレイヤーの技術や環境理解、本人が得意とするフォーマット等色々あるけれど、先ずは参加しないことには権利を掴み取れない。そして参加し続けるということは、本人のモチベーションの問題でもある。他人に強制されて続けている内は、勝つことはできても、勝ちきることはできない。本人の意志で精力的に出続けることが、プロツアーへの第一歩です!」
―ありがとうございました。